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史上最強の哲学入門?過去の理論に挑戦する哲学者たち
みなさんこんにちは、ヘルスケア&フィットネスのお仕事や学びをサポートしている工藤です。
本日のテーマは「史上最強の哲学入門」です。
いきなりこのテーマは何だ?という感じなので、順を追ってお話します。
私は格闘技が好きで、自粛が常態化する前はよく試合観戦に行っていました。
また、『バキ』という格闘技漫画がずっと好きで、作者の板垣恵介さんにお会いしたことがあります。
と言っても、ただのサイン会です。
板垣さんはサイン会の参加者ひとりひとりにとても丁寧に対応しているのが印象的でした。
短時間ながら私もお話しできたことは今でも大切な思い出です。
以前にこちらの記事を発信したこともありました。
冒頭でバキについて触れています。
私がなぜ格闘技が好きだったかというと、弱い自分なりに『強さ』に憧れていたのだと思います。
また、当時は仕事で格闘技のエクササイズを指導していることもあり、モチベーションを上げる源にもなっていました。
そして私も年齢を重ねるうちに、身体的な強さだけではなく、心の強さを身に付けたいと思うようになっていきました。
そんな中で出会ったのがこちらの本です。
武器になる哲学/山口周
当時は哲学なんてさっぱりわかりませんでした。
恥ずかしいことに、何だか小難しい分野だな、くらいの認識を持っていました。
しかしこちらの哲学入門書では、なぜビジネスパーソンが哲学を学ぶべきなのか?わかりやすく説明してくれています。
私はこの本を読んでから、少しずつ哲学の領域もインプットするようになっていきました。
そして同じく山口周さんが著者のこちらの本(以前noteで紹介したことがあります)。
知的戦闘力を高める 独学の技法/山口周
独学についての本です。
巻末に独学のお薦め書籍が紹介されています。
そのひとつに、こちらの本がありました。
史上最強の哲学入門/飲茶(やむちゃ)
あれ、特徴的なこのカバーイラストは…。
そう、バキの作者・板垣恵介さんのイラストです(著者ではありません)。
内容がどうあれ、私にとってこの本はもう読むしかありませんでした。
そして事前情報を持たずに実際に手に取ってみると…。
内容はバキ+哲学!
著者の飲茶さんは、熱烈な「バキ」のファンでした。
というか、バキの要素をものすごく盛り込んだ哲学入門書で、いちファンの私でもちょっとあ然としたくらいでした(笑)。
でもそのお陰で、私にとって遠かった哲学が身近に感じられるようになったのです。
基本的に哲学者は、過去に「当たり前」となった理論や常識に立ち向かっていきます。
そのため、先輩にあたる過去の哲学者を、時には厳しく批判していく必要もあります。
自分のアタマで考えて、過去に挑戦するのです。
その姿は格闘家と重なる部分があります。
格闘技と形は違えど、哲学者は「知の格闘」をしているわけです。
だからこそ、バキと哲学のリンクにつながった、というわけでした。
本書は著名な哲学者が網羅されていて、哲学の入門書としても大変読みやすい内容です。
哲学を学ぶ意味は、自分の価値観をしっかりと持ち、自分のアタマで物事を考えられるようになること。
その手助けとなるのが哲学であると、今は肌感覚でわかるようになりました。
私の場合のちょっと変わった思考プロセスは本日の記事の通りです。
みなさんの思考軸は、どのようにしてつくられているでしょうか?