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デカイ、それがハンバーグ

あぁ、なんと頭の悪いタイトル。

文章を生業なりわいにしていないので
多少のことには目を瞑ってほしい。

つい先日の出来事である。
その日、休みだった私は夕食の時間に

巨大なハンバーグを誕生させてしまった。


デカイハンバーグ

それは男の夢である。

ステーキだ、しゃぶしゃぶだ、すき焼きだ、
なんてカッコつけたところで
男は結局のところ、ハンバーグが大好きだ。

粗々しいかたまりから溢れる肉汁
肉本来の脂の旨味とナツメグの香りが
ソースと絡み合い食欲を加速させる。

ドイツ・ハンブルグを起源とする
ハンバーグステーキは日本でコメと出会い
唯一無二の最高の相棒として
お互いを認め合い、切磋琢磨しながら
その生涯を閉じたという。

いや、閉じんなや。

同じ轍は踏まぬ

過去に何度かハンバーグつくりに挑戦した。
決して失敗とは言わないが、
どれもあまり印象にない。
それはなぜなのか考えてみた。

チーズハンバーグ
煮込みハンバーグ
ホイルハンバーグ
肉々無骨ハンバーグ

無難。性格通りの、無難。
BUNAN of the great。

冒険心が足りなかったのだ。
ハンバーグは男の子の宝物であると
自分で分かっておきながら

少年特有のワクワク感を
詰め込むことが出来ていなかったのだ。

光り輝く栄光の日々を

いつの日か失くしてしまっていた
友情・努力・勝利の方程式。

大人になるにつれ、構築された
金・怠惰・引き分けのマイルール

そんなことでは、あの日の
輝きは取り戻せない(?)

やるしかない、少年の心を満たす
超巨大ハンバーグをつくるのだ!

※当社比1.25倍

実年齢のことも決して無視できない
身体となった今、やりすぎは禁物。

人類の叡智が詰まったYoutube

今回、参考にさせていただいたのは
こじまポン助氏の動画。

ハンバーグ動画は2つある。
・肉々しいハンバーグ
・ふわふわ系ハンバーグ

その内、ふわふわ系ハンバーグに挑戦。

分子調理学研究家のこじまポン助氏。
動画にはいつもお世話になっています。
彼のすばらしさについてはまた別の記事で。

調理工程の違い

いつも自分が作っている調理法は
やはりどこか手順を端折ったり
スピード重視となっていて反省しました。

動画の手順通り、時間をかけることで
自分でも驚くほどのフワフワの仕上がりに。

もっとも、動画では巨大ハンバーグの
作り方について教えているわけではないが

タネをこねている最中に
「大きい=うれしい」と頭の中で
アホの1号少年が主導権を握り、

結果的にフライパンの中で
2つのハンバーグがピクリとも
身動き取れない状態で鎮座。

厚さも過去最高を記録したが
「焼けば縮むから大丈夫」と
余裕をぶちかまし、調理を継続。

仕上がったハンバーグが
「ヤル気チャージ120%!」で
まったく委縮することなく
むしろ主張を強めてきた。

中まで火が通っているか
心配でしたが、結果的には

過去最高のハンバーグ

これは表彰されてもいいと思った。
2024年ハンバーグ・オブ・ザ・イヤー
ありがとうございます。

まずは支えてくれた家族、そして
関係者の皆さんに感謝です。

驚いたのは焼いている最中の
肉汁の少なさですね。
以前はあれだけ流れ出ていたものが
あんなに少ない流出で済むなんて。

肉汁がどこにいったかって?
食べてみればわかりますよ。

…と、授賞式のコメントまで
一瞬で思いつくほどの感動の出来。

これは後世に語り継ぐレシピ。
材料・分量・配合は秘密として
調理方法は動画を参照だ。

何が言いたかったのか

デカイハンバーグ大成功の話。
ただそれだけ。そう、
私はプロのWebライターではないし、
小説家やエッセイストではない。

コラムニストでも評論家でもないので
人に語れるような大層な哲学や思想を
記事にすることはできない。

ただ日常を過ごす
愚かな男の頭の中を
こうして残しているだけに
過ぎません。

ハンバーグおいしかったです。

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