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毎日スヌーズ人

二人が出会ってから25年が経過する。

ずっと仲の良い夫婦かと言えば
そうでもないような気がしなくもない
未だに些細なことでプンスカはある。



それは朝から始まる

私は食事よりも睡眠を大事にするタイプ。
眠い時と寝起きは機嫌が悪いという
いつまでも赤ちゃんタイプのポケモンだ。

そんな私の安眠を邪魔するのが
妻のスマホの目覚ましアラームである。



アラームの掛け方

チーム1号の独自調査によると
目覚ましアラームにはパターンがあり
人によって好みがわかれるという。

・ジャスト派
・リード派
・スヌーズ派

大きく分類するとこの3つという結果。



【 ジャスト派 】

起床時間=アラームなので
確実に起きなければいけない状況下にある。
このタイプを選択する人は
「アラームが鳴る0.5秒前に覚醒」
というニュータイプの人間が多い。

【 リード派 
余裕をもって起きたい人。
起床予定時間の10分、15分前に
アラームを仕掛け、目覚めてから
「…ヨシッ」と仕方なくも自分を
納得させて起きることができる人間。
多数派閥

【 スヌーズ派 】
そもそもアラーム1回ごときで
起きる気がない人間。
「まだこんな時間」と自分を安心させ
2度寝チャレンジをする猛者もいる。
1度目で起きれなくても
再び鳴るという保険を信じている。
「低血圧だから朝が弱い」と
主張する傾向が強い。


私は大事な時にしかアラームをかけない
睡眠時間が十分に取れないときや
交通機関の乗り遅れ防止のときくらい。
平時にアラームの必要はない。


しかし、妻は違う
毎日アラーム人なのである。
睡眠時間をギリギリまで確保したい私は
非常に悩まされている。

彼女はどういうわけか特殊で
強リード&激スヌーズという
ユニークスキル使いだ。

5:30に1度目のアラーム
5:45に2度目
&スヌーズ
6:00に3度目
&スヌーズ
6:05に4度目
以下スヌーズ
6:15に5度目
もちろんスヌーズ
6:25に6度目
スヌーズ以下
5分おきに…

彼女が起きるのは7:00。


スヌーズ付きのアラームを
複数かけすぎて、スヌーズ中に
次のアラームが発動し、
スヌーズをキャンセルするという
スヌキャンを自然発生させてくる。


私はジャスト派なので1度目が鳴る前に
「!?」と目覚めてしまい
「アラーム止めろってぇぇぇぇ」
と彼女に伝える。

ギリまで寝てたい過激派


寝ているのか起きているのか
分からないが、腕がモゾモゾ動き出し
スマホをいじる。

成功すると一旦鳴り止む。


しかし、寝入る間もなく2ndが発動する。
さすがに起きているだろうと
しばらく我慢するも起きる気配がない。
「おいおいおおいまだ早いって」
揺さぶって起こすも反応はない。


これを毎朝繰り返す。

彼女が仕掛けているアラームは
自分が目覚めるためではなく
私を強制的に目覚めさせて
私に起こしてもらうという
ヒューマンギミックを積極採用
しているという疑惑がある。

なのでアラームに対して自分自身は
「スピーZZzzz」である。

これが家庭内だけであれば
まだ良いのだが
いや全然よくないのだが。

以前、娘のクラブチームで
遠征に行き、親たちが同部屋で
宿泊しているときにも
アラームをウッカリいつも通りに
鳴らしてしまい、大顰蹙を買うという
事件があったらしい。



ある日、どうしても睡眠時間を
確保したかった私は別の部屋で寝てみた。

快眠である。

驚くほどの安眠の末、やはり
アラームなしで時間通り起床。

これほど清々しい朝は久しぶりだ。
人間にとって睡眠がいかに
重要かということがわかった。

もちろん彼女はプンスカである。
「一緒に寝ること」これが
夫婦にとって一番大事なのだと
彼女は語る。

「夫婦別室になったら終わり」
彼女は真剣にそう思っている。
もちろん私も自ら家庭不和を
望んでいるわけではないので
翌日にはまた一緒の寝室になる。

スマホにはロックがかけられているため
無断でアラームを消し去ることができない。


私はいったいどうすればよいのだろうか


夫婦別室は本当にダメなのか、
お互いのメリットはないのか、
アラーム地獄はこれからも続くのか、

他の夫婦のお話も聞いてみたい。
夫婦別室レビュー記事を探しに
noteの旅に出ます。









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