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【作品展示】仏花ハーバリウム

ハーバリウムを作るようになってから、ずっと仏花のハーバリウムも気になっていました。

故人を思いながら、毎日手を合わせ、定期的に花を供えたい気持ちはあっても、遠かったり、体の不調などの様々な事情で、難しいこともあると知っていたからです。

仏花のハーバリウムを作るにあたって、そもそも何故花を供えるんだろう?というところから調べてみました。

お花を供える理由は大きく2つあるそうです。

1つ目は、好きだった花や季節の花を飾りながら故人を偲ぶ為。
2つ目は、厳しい環境でも咲く花を修行僧に重ねて「仏様を敬い、修行の誓いを立てる」意味があります。(お釈迦様が仏様にお花を供えた逸話もあるそうです)花がやがて枯れてしまうことで「諸行無常」を感じ、それを「仏様の慈悲」と捉えるそうです。また、仏様は香りをご飯にされるので、線香とともにお花の香りも届ける意味もあるのだとか。

ハーバリウムは生花より長く持ちますが永遠ではないので、ゆっくりですが諸行無常を感じられるかなと思いました。また、確かに香りはないので、お参りに行ける時には、しっかりお線香を上げようと思いました。

今回のハーバリウムは、オイルではなく、オイルよりも長持ちな「固まるハーバリウム」に初挑戦しました。固まっているので、零す心配や、瓶の中で花が動くこともありません。

仏花ハーバリウム(正面)

仏花にも色々タブーがあります。

【色】
四十九日までは「白」をメインにし、それ以降は「白・黄・紫・ピンク・赤・青」などの中で3〜5色使うことが多いそうです。

【種類】
毒やトゲのある花、香りが強い花、食べ物の花は避けます。

【本数】
割り切ることができない数字が縁起が良いとされ、奇数が望ましいそうです。

宗派や地域によっても異なるそうですが、基本的には故人の雰囲気や家族と相談して自由にお供えして良いそうです。

仏花ハーバリウム(右)
仏花ハーバリウム(背面)
仏花ハーバリウム(左)


以前、法要の際に僧侶様が、お参りして故人を通して諸行無常を感じることが大切と仰っていました。亡くなっても尚、教えてもらっているんだなと思うと繋がっていられるようで嬉しく思いました。

頻繁には行けないけれど、またお参りに行きたいです。

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