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【何?この絵】 サンドイッチ3

絵と詩と小説で繋げた物語。
「絵」に込めたことを忘れないようにメモした記事です。

サンドイッチ3

※この絵には、関係する小説があります。

【小説のザックリあらすじ】
流果るかけいのことを恋愛的な意味で好きかもしれないと思っているはるかは、敬と抱き合っているような現場を見た流果の気持ちを考えます。戻ってきた流果は、いつも通りの様子。我慢しているのではないかと心配し、思わず聞くと「……ハルはさぁ、バカだよね」と今までのことを打ち明けます。何が本当で何が嘘なのか分からなくなりますが、今までのことを振り返り、どれも本当なのだろうと受けとめ、自分の気持ちを伝えます。流果はそんな遥を見て、抱きしめながら自分も気持ちを伝えます。

この物語では、今回のように流果が自分の気持ちを打ち明ける意味での「告白」を何度かしますが、多くの人が想像するドキドキするような「告白」ではなく、爆弾的なドキドキの「告白」です。抱きしめながら自分の気持ちを伝えると言うと、二人が(恋愛的な意味で)結ばれたようにも感じるかもしれませんが、そういうことでもありません。

そして、遥が敬と流果とそれぞれハグをして、ある意味サンドイッチのような感じになりますが、このハグも多くの人が想像する幸せなハグとは少し違う感じです。

一般的なことと違っても、告白もハグも、三人にとって大切で必要な出来事です。

【絵について】

◉二つのフルーツサンド
見た目的も綺麗なフルーツサンドが二つ並んでいます。正面に立つキウイのサンドイッチは、キウイなので流果の「青」(色的には緑ですが)でルカのイメージ、寝そべっているイチゴのサンドイッチはイチゴの「赤」でカケルのイメージです。正面で立っているのがルカなので、現在は「ルカ」で「カケル」は内側で様子を見ています。

◉茶色のお皿
幼い頃から色々な意味で縛られてきた流果は、縛るのも縛られるのも嫌だと思っています。いつでも、ありのまま自由に動けるように、平らな茶色のお皿の上にいるのかもしれません。

◉紫色のソース
お皿の上には、紫色のソース。ルカの「青」とカケルの「赤」が混じってできる「紫」。敬、そして遥を受け入れたことによって、バラバラだったルカとカケルが、これから一つになって流果になる、そんな予兆でもあります。

「好き」と言われても「嫌い」と言われても、それが真実なのは分かりません。色々考えると、誰に対しても常にどっちもあるけど、今はこっちが大きいというイメージで、変わったり変わらなかったりするのかなと思っています。だから、どっちだとしても嘘ではないのかもしれません。

★この絵に関する詩はコチラ⬇

★この絵に関する小説はコチラ⬇

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

また、来週ここに一服しに来ていただけたら幸いです!

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