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【何?この絵】 バームクーヘン

絵と詩と小説で繋げた物語。
「絵」に込めたことを忘れないようにメモした記事です。

バームクーヘン

※この絵には、関係する小説(前編後編があります。

【小説のザックリあらすじ】

はるかが『ベル』を出ると流果るかから「話しがしたい」と手を掴まれ、困惑しつつも弟の那津なつの店で話しを聞くことになりました。けいのこと、流果のこと、二人の思いを知って「これから」に向かって進もうとします。

…ここで流果が飲んでいるのは「ジン・フィズ」というカクテルです。後に物語の中でカクテル言葉が出てきますが、流果は色々思惑はあっても、いやあるからこそ、嘘は言っていません。

…今回「え、そっち?」と思われた方もいると思いますが、色々な考えがあると思うので、どういう意味なのかは読む方にお任せしています。

【絵について】 ※以前コチラでも触れています。

◉背景と水冠
背景に寝起きの遥が入れたドリップ珈琲の「珈琲豆」を、そして砂糖を入れたことで珈琲にできた水しぶきが手前でキラキラしています。今まではブラックで飲んでいた珈琲に砂糖を入れたという変化が様々な変化とリンクしていきます。

◉椿と薔薇
メインキャラには、それぞれイメージの花があり、遥は「椿」、流果は「薔薇」です。これから協力していこうと手を取り合おうとしていますが、「薔薇」には影があり、影にはトゲがあります。この影は流果の中の「カケル」で、色々と考えながら遥に近づこうとしています。

◉赤色と黃色
赤色と黄色は警告や注意で使われる色なので、お互いにまだ完全に安心できていない状態でした。
また、メインキャラにはイメージ色もあり、遥は緑(青+黄)、流果は紫(青+赤)、敬は橙(赤+黄)。色の三原色「赤、青、黄」の中で、遥も流果も自分にはない色の花になっていることからも、お互い「自分」をまだちゃんと見せることができていませんでした。
ただ、赤色の椿には「控えめな優しさ」、黄色の薔薇には「友情」の花言葉があり、手を取り合おうとしているのも本当なのです。


ただ逃げるのではなくて、閉じてしまうのではなくて、話して「違い」を知っていくことが、お互いにとっての変化のきっかけになるかもしれません。


★この絵に関する詩はコチラ⬇

★この絵に関する小説はコチラ⬇

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

また、来週ここに一服しに来ていただけたら幸いです!

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