「詩」簡単なこと
戻ってきてほしくて許した
怒りと悲しみに押しつぶされて
失う怖さに耐えきれず許した
愛されなくても
寄り添いたかった
雨が上がるように
月が昇るように
一日が始まるように
当たり前に
流されるように
暮らして行けると信じ
祈るように許した
許されることの方が
ずっとずっと辛いんだと
知ってた
貴方の「良心の呵責」を祈った
だけどダメだった
何をどうあがいても
私じゃダメだった
そもそも簡単なこと
あの人は
許されることなんて
望んでいなかった
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