自分は本当に鬱なのか。
昨日、2度目の心療内科の受診で、鬱病との診断を受け、診断書を出してもらった。
これでやっと、休職するための大義名分ができた。
と、ここで物凄い不安に襲われた。
「私は本当に鬱なのだろうか」
あんなに行きたくなかった会社に、これから行かなくなるということが、今は不安でたまらない。
「私は本当に鬱なのだろうか」
鬱病というのは、今の私よりもっと、救いのない陰鬱とした状態になることだと思っていた。
「私は本当に鬱を名乗って良いのだろうか」
私はまだ、友達や家族と話していて、楽しいと感じる瞬間がある。
私はまだ、大半の日は睡眠をきちんと取れている。
私はまだ、過食嘔吐せずに食事を取れる日がある。
私はまだ、死にたいと思って自分を傷つけたことはない。そんな度胸はない。
「私は、鬱と名乗るのを許されるだけ、きちんと苦しみを味わったのだろうか」
自分は甘えているだけなんじゃないかという気がしてくる。
皆んなに後ろ指を指されているように感じる。
立ち止まるというのは、こんなに怖いことなのだと身をもって知った。
立ち止まったからには、次どのように歩き出すかを早く考えなければと思う。
けれど、何もやる気が起きない。何も考えたくない。
「これは鬱だから?それとも私がものぐさなだけ?」
昔の自分を、もうあまり思い出せない。
昔の自分なら、ここでもっと頑張れていたのだろうか。
そもそも、こんな文章を書いて、私は何がしたいんだろう。
「それは病気だからだよ。あなたは十分頑張ったよ。」と温かい言葉をかけてもらいたいだけか?
甘えるな。気持ち悪い。
「私は、本当に鬱なのだろうか」
「私は、十分に苦しんだのか」
「私は、まだやれるのではないか」
「私は鬱に値する人間か」
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