哲学って難しい
ideaって聞いた事ありますか?哲学者プラトンが見出した言葉で、あるものの名を聞いたときにパッと思い浮かぶモノ、コトのことを差します。理想とか観念ということもできるのでしょうか。
あくまでも、心の目で見えるモノコトを指すのであって、それは人によって異なるのです。そして正解や間違いはありません。この言葉を知ったとき、僕は物事を柔軟に考えることができるようになりました。本当にやりたいことはなんだろう。将来どうなりたいんだろう。って考えるときに色々とideaが浮かびますよね。けどそれは自分の考えであって、誰にも干渉されない自由な領域、故に人それぞれに考えも違うのです。だから、人の意見を気にしすぎることは無いし、自分の価値観や意見の押し付けもよく無い。お互いがこのideaを共有し合うことが大切なんだなと高校生の時思いました。
人は常に決断の積み重ねの中で生きています。けど、あなたはその決断を自分自身の何に基づいて決断したか考えたことはありますか?
イギリスの哲学者ヘンリー・シジウィックは、決断を下す3つの価値観を述べています。
①利己主義
自分ファーストの考え方、自分の一番都合のいいように決断すること
②功利主義
自分と相手の立場を天秤にかけて、道徳的判断を下すこと
③直観主義
一般常識や自分自身の直感で判断すること
この3つの判断基準を見て、自分自身がどの比率が多いでしょうか。どれかが欠けているからよく無いとか、ダメというわけではありません。普段無意識に決断している物事をたまに1歩立ち止まって、なんでこういうふうに考えたんだろう。って考えてみると面白いですよ。
人間は1人で生きていくのは難しいです。多くの人と共存して、自分らしさを出しつつも、相手の良さも引き出していけるような関わりを持つことが大切です。そのためには、相手のideaを引き出し、受け止めながら判断できるキャパシティが必要だと僕は感じます。そこで必要なことが、最初に挙げたidea (ideaの本質を分かろうとすること)とそれに対する自分自身の判断を持つということです。
今月は哲学について本を読みましたが、本当に難しいですね。英語より難しい、、。けど、わからないことを追求するのはまた面白いですからね。来月は何を学ぼうか。8月も終わりになるので月間目標を振り返りながら考えたいと思います。
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