学校の勉強って無駄なんですか?
「無駄だと思うなら無駄だよ」
なんて答えは身も蓋もないよな。
実際問題、学校の勉強が無駄だったかどうかは、死ぬまで分からないと思う。
25歳になって、僕は高校化学の勉強をちゃんとやっけばよかったと後悔している。
この記事にも書いたが、コロナ対策でアルコール供給の仕事が僕のもとに舞い込んできた。
アルコール、つまりエタノールだ。
化学式C2H6O。
まさか、大人になってエタノールの化学構造を学び直すなんて、学生時代は思ってもいなかった。
なぜなら、僕は工業高校卒のただのサラリーマンなのだから。
しかも、専攻していた学問は機械。
化学なんてロクに勉強してこなかった。高校化学の授業は寝ていた。
だから社会人になって勉強し直した。
これを踏まえると、学校の勉強は無駄なんかじゃないかもしれない。
いつ学校の勉強が役立つか分からないのだから、学校の勉強は一概には無駄とはいえなそうだ。
だが、学校の勉強なんて役に立たないと否定的な意見もあるだろう。
「学校で習う知識なんて、社会人になってから使わない!くだらない!」と辛辣な言葉を述べる人もいるようだ。
確かに学校で習った知識がどのくらい役に立っているか?
そう問われたら、「うーん10%くらいかな・・・」と答える人も多いのではないだろうか?
四則計算と最低限の読み書きができれば、何も日常生活で困ることはない。
仕事でも差し支えないだろう。
そう考えたら、学校の勉強なんて無駄だと思ってしまうが、僕は違うと思う。
学校で習うことの本質は、勉強ではなく、”知識を吸収する習慣”なのだ。
僕は社会人になり、”知識を吸収する習慣”がない人は、どんどん置いてきぼりにされることに気づいた。
社会では、知識がない人間を手取り足取り面倒みてくれる、先生など存在しないからだ。
仕事でわからないことは自分で調べ、学び、理解する。
それでもわからなければ、わからない点のみ先輩や上司に確認して理解する。
何も自分で調べず、労せずに「どうやればいいんですか?」と人に聞く人間のやれる仕事は、自ずと誰でも簡単にできる単純労働になってしまう。
なぜなら、頭を使う知識労働には、常に知識を吸収することが求められるからだ。
それができない人間には、単純労働しか道がない。社会から淘汰されていくのだ。
(別に単純労働を否定している訳ではない)
それが世の中の仕組みのようだ。。
ドラゴン桜という漫画では、弁護士の桜木はこう語る。
漫画「ドラゴン桜」より引用
結論、学校の勉強は無駄ではない。
だから、学校の勉強が面倒くさくて嫌いで、意味がないと思っている人がいるならば、それは決して無駄ではないと伝えたい。
共にがんばろう。
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