ワインのポテンシャルを解放する(最強のワインのお供と、カルディ1,000円未満おすすめワイン)~キャディ料理部スピンオフ企画~
製造業のポテンシャルを解放するキャディ株式会社の北野です!
キャディ株式会社に入る以前、私はパリのミシュラン掲載店で2年間ヒラの料理人を、その後小さなレストランで1年間料理長をやっていました。
(経歴詳細は過去Noteに記載)
一方私は根っからのビール党で、フランスに3年間住んでいながら、ほとんどワインを飲んでいませんでした。
私がワインを本格的に飲み始めたのは去年夏頃から。
同じくビール党の妻が妊娠し、「私の前でビールをおいしそうに飲まないで・・・!」と言われて以降になります。
そのため本Noteは、ワインの経験わずか半年の人間が、料理人の視点からワインの話をする、にわかワイン好きによるワインNoteです。
この記事はこんな人におすすめ
ワインのことが良く分からない
ワインをおいしいと思ったことが無い
ペアリングってなんだか分からない
キャディ株式会社に興味がある
本記事は弊社キャディ株式会社、【うるう年キャディnote29連チャンリレー】の13日目の記事です。
弊社キャディの業務やプロダクトの話は他の皆さんが公開しているので、是非上記リンクをチェックしてください。
本Noteは社内にて、「何書いてもOK。部活の話とかどう?」と言われたので、キャディ料理部でちょくちょく話題にしているワインについて書いています。
前提知識:人間の味覚について
ご存知の方も多いと思いますが、人間の味覚は塩味・酸味・甘味・苦味(+うまみと脂肪味)しか感じられません。
そして味覚は感覚刺激の一種であり、刺激を受けることで快感をもたらします。
暴論をいうと、塩味・酸味・甘味・苦味(+うまみと脂肪味)を全て刺激することを考えれば、快感を得られるようなおいしい料理を作れます。
(味覚刺激の程度や慣れ、数十万種をかぎ分けられる嗅覚も重要な要素ですが、長くなるので割愛)
私がレシピを作るときも味覚への刺激をベースに考えており、例えば実際に私が作った下記料理で説明すると、
全体の味付けで塩味
ソースで酸味
ニンジンで甘味
春菊で苦味
をあわせることにより、全ての味覚を刺激することを考えています。
(旨味や油分水分量や香りの刺激も考えているのですが、ここでは割愛)
お酒と料理の組み合わせについて
さて、「味覚を全て刺激すれば快感を感じられる」と書きましたが、同前提の上で、まずは「なぜビールはどんな料理にも合うのか?」についてお話します。
ビールが食事に合う理由は単純明快で、食材や料理に含まれない苦味の要素が圧倒的に強いからです。
多くの料理は塩味・酸味・甘味を含んでおり、そこにビールの苦味を足すことにより、ほぼ全ての味覚を刺激することが可能になります。
一方ワインが含む味覚は、酸味・甘味・苦味を混ぜ合わせたものであり、料理で感じられる味覚とぶつかってしまいます。
(ワインには渋味も含まれますが、厳格には味覚ではないので割愛)
特にワインは甘味との組み合わせが難しく、砂糖を使う料理の場合、ワインの酸味が強調されて飲み辛くなるケースが多くなります。(そのため和食とあわせるのがかなり難しい)
ワインには迷わずこれを合わせよう!
上述の通り、ワインは酸味・甘味・苦味を含んでおり、食事に含まれる味覚とぶつかるケースがほとんどです。
食事とワインの味覚をぶつけ、おいしく感じられるのがペアリングという技術なのですが、私含む初心者には難しすぎます。
そもそも今まで飲んだことが無いワインでペアリングするなんて、料理人でもほぼ100%無理です。
(ブドウ種で大体の味の予想はつきますが、予想を外してくるワインは数え切れぬほどあります)
ではどうすればワインをおいしく飲めるのか。
単純な話で、ワインに絶対に足りない味覚、塩味を足せばいいだけです。
そして行き着いた最強の食べ物は下記、
ヤマザキビスケットの名作、ルヴァンクラシカルです。
何がすごいってこの商品、
200円ぐらい
売ってない店がほぼ無い
砂糖を含まない
ワインの渋味を除去してくれる
と、ワインのお供として最強の商品です。
おそらく多くの方が、チーズ、ハム、生カキといった、一見ワインに合いそうな食材にワインを合わせてきたかと思いますが、それら食材とのペアリングは実は激ムズです。
一旦全部忘れて、ルヴァンクラシカルとワインを合わせてみてください。
酸味・甘味・苦味・塩味と、全ての味覚を刺激する味を、どのワインと組み合わせても簡単に味わえ、ワインのポテンシャルを解放してくれます
お勧めのワイン(カルディ1,000円未満)と私が考えるペアリング
ここまで、「ペアリングはめちゃくちゃ難しいけどクラッカーとワインを組み合わせれば簡単にペアリング楽しめるよ」、という暴論を書きましたが、私が考えるクラッカー以外のペアリングについても、カルディでお勧めの千円未満ワインとともに、いくつか紹介します。
①Pieno Frizzante(白、896円)とみかん
ワイン評:後味のキレがすごく、ほぼトニックウォーター。微発砲ワインで炭酸の清涼感と苦味とほのかな葡萄の香りを足してくれるので、ワイン嫌いにもおすすめできる一本。
ペアリング評:ワインの苦味がフルーツの甘味を引き立てるだろうと思い、みかんを合わせたらすごく合いました。ワインのほのかな酸味とみかんの酸味も程度がおなじぐらいなので、酸味の愛称もよし。
②Principe di GRANATEY(赤、998円)とトマト系パスタ
ワイン評:酸味が良い感じに効いており、ブルゴーニュっぽいボトルの見た目通りでタンニンも比較的少なめ。混ぜれば混ぜるほど酸味が出てくるので、グラスに注いで早めに飲むのが良い。後味のぶどうのフルーティーさがすごい。
ペアリング評:ワインの酸味が効いているので料理も酸味をぶつけに行く。シチリアワインということもあり、少し酸味のあるトマトベースのパスタとの相性抜群。
③REDWOOD(白、767円)とトウモロコシのスープ
ワイン評:カルディで見た中でおそらくトップクラスに安い白ワイン。コスパ考えると、毎日これだけ飲んでも良いレベルにうまい。香りも酸味もしっかり主張があるにも関わらず、後味のキレが抜群なのでスルスル飲める。
ペアリング評:酸味がある料理に合わせて酸味以外のワインの味を強調するか、酸がない料理にワインの酸を足して全体バランスを取るかで迷うが、後者の方で、酸味のないとうもろこしのスープをペアリング。
最後に~ワインを飲んで良かったこと~
長くなりましたが、本Noteを読んで頂きありがとうございます!
Like若しくはコメントを頂けると大変うれしいです。
私はワインを飲み始めて、
(ビールを飲んでた頃より)痩せた
肌がきれいになった
味覚について考える機会が増えた
と、人生が少し豊かになりました。
本Noteが皆さんの人生にも、ほんの少しでも役に立てると嬉しいです。
なお弊社キャディ株式会社は、ワインのポテンシャルだけでなく、製造業のポテンシャルを解放する仲間を探しています。
ご応募は↓↓↓から
キャディには15を超える部活が存在しており、同じ趣味を持つ人と話したい、共有したい、という方にもおすすめできる職場ですので、是非ご応募ください!
自分に合う職種あるのかな?という方には、オープンポジションがおすすめですので是非(私もオープンポジ入社)!:
#採用 #マーケティング #製造業 #インサイドセールス #キャディ #CADDi #CADDiDRAWER #DRAWER #ワイン #カルディ #KALDI
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?