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いかにして私は1/12スケールドール戦隊を結成せしめたか

皆様ごきげんよう。
お人形沼の広がり具合を計測に参りました。

2024年2月。
1/3スケールドールのふるるちゃん(アイリスコレクトプチシリーズ)を予約し、1/12スケールドールのチピィちゃん(ミミーガーデン博物誌シリーズ)をお迎えしたところから、私のドール沼は広がっていきました。

そして8月現在。
我が家は1/12ドール5体、1/3ドール1体(加えて、実家には母がお迎えした1/6ドールが1体)が集うドール梁山泊(1/18スケール)と化していたのです!!

8月時点の家族写真

……あれ…………?
最初は……もっと、こう……ドールのお迎えは慎重に行こう! という姿勢じゃなかったっけ…??

なぜこんなことに?

今回の記事は1/12ドール戦隊ピコニーモレンジャーを結成させてしまうまでの、私の心情と衝動の記録です。


これまでの流れはこちらの記事からどうぞ。

クロアの勧誘――今後一切、お迎えチャンスを逃さない

以前の記事と重複しますが、スイちゃん(Lil’Fairyシリーズ)のお迎え後からお話を始めましょうか。

1/12ドールの愛らしさと楽しみ方の多さにすっかりとハマってしまい、とりわけ『ミミ―ガーデン博物誌』の背景設定・コンセプトの魅力とキャラデザ・造形の愛らしさに参ってしまった私。
これから先の人生、新たなミミーガーデンの住人との出会いを逃したくない! という衝動にかられ、4月末、ミミーガーデン博物誌の新作キャラ・クロアちゃんのお迎え予約(7月26日発売)をしました。
この子は髪色が2種類あり、ライトパープル(銀髪に近い)もシックでゴシックな雰囲気に良く合い魅力的だったのですが「コウモリなら色が暗い方が“デフォルト”っぽいかな……」と考えブルーパープルを予約。
カラーバリエーションがある子は、よっぽど好み的にピン! と来ない限り、キャラデザのデフォルト設定に近いバージョンをお迎えしたい……という無用なこだわり(というほどでもないか。迷いを断ち切るための指針)があるので。

クロアちゃんの予約からお迎えまで3ヶ月。
最初にお迎えを決意した1/3スケールのふるるちゃんと同日の到着です。
それまでチピィちゃんとスイちゃんには二人暮らしをしていてもらおう……とは思っていたのですが。
あの子も可愛い……この子も可愛い……どの子も可愛い……と、未練がましくアゾン(ドールメーカー)の公式サイト・ネットショップを覗く日々が続いていました。

ゴールデンウィークの間、私は贅沢にも複数の旅行に赴きました。
まず、4月29日に母と上野へ日帰り旅行。動物園、科学博物館を見て回りました。
上野に降り立ったのなら、オタク系ショップが集まる秋葉原に行くことも容易です。
なので上野の施設を見回った後に秋葉原まで移動し、私は母をatreに置いてラジオ会館に入っていきました
主な目的はアゾンダイレクトストア、ボークス公式ショップです。
まずはボークス公式ショップについて。私はいずれスーパードルフィーもお迎えしたいなぁ、フルチョイスしたいなぁ、という思いを募らせていましたが、スーパードルフィーやドルフィードリームの子はボークス公式ショップにしか居ません。
なので、じっくり造形を見定めるために是非ともボークス公式ショップに赴きたかったのです。
その結果「60cm級の子って……大きいな……」と感じたのです。
顔だけで判断するとミディじゃないスーパードルフィーに理想に近い造形の子がいるなぁと感じていたのですが、遊びやすく部屋に置きやすいのはやっぱりSDMか……などと思い直したりしたものです。
そしてアゾン公式ショップ。絶賛ハマっている1/12ドールさんたちの本拠地です。
着飾った同社のドールさんがいっぱい……見ているだけでとろける幸せを味わえる空間です。
しかし、このお店でむしろ注目したのはミニチュア商品。アゾン社の商品以外にも、ドールさんに持たせると世界観が広げられそうなミニチュアがたくさん売られています。その他、ハンドクラフト関係の製品も。
私もここでミニチュアの食料品や椅子・テーブルセットを購入しました。

この時はさすがにスイちゃんのお迎え・クロアちゃんの予約から日が経っていなかったので、新たなドールさんのお迎えは決行しませんでした
この日の掘り出し物はイエローサブマリンで販売されていた撮影背景集『物撮りノート』。ファンタジー編を購入しましたが、必ずしも壮大な背景設定を念頭に置かなくても使える背景もあったりして長らく重宝し続けています。


海遊び

そして間を置かず、5月1日から5月4日にかけて。私は伊勢地方に一人で旅行し、伊勢神宮を参拝する(トータルで2.5セット参拝した)、鳥羽水族館にひたるなどの観光で楽しみました。
新潟に帰る5月4日、私は気持ち早めに伊勢を出て、中継点である名古屋をしばらく見て回りました。
あまり余裕がない中、熱田神宮に次いで優先して回ったのがここでもドールショップ。名古屋のアゾンダイレクトストア、ボークス公式ショップに入りました。
しかし、小物以外の購入物はなし。秋葉原でドールさんを何もお迎えしなかった理由と同じ、新規お迎えからさすがに日が立っていなさすぎるという理由です。

ライアの勧誘――秋葉原であるという物語、お人形遊びの自由

そして、動きがあった(動いてしまった)のが6月30日
私はあるアーティスト様のコンサート鑑賞を目的に東京を訪れました。
コンサートは日中の数時間。
つまりその前後、東京を散策する余裕がありまして。
私は人生二度目の秋葉原アゾンダイレクトストアに赴きました。
そこで陳列されている子を色々見て回った結果。
私は『ミミーガーデン博物誌』シリーズの機械工作師・ライアちゃんを連れて帰ることにしました


秋葉原を探索するライアちゃん

理由を挙げると。
スイちゃんお迎えから1ヶ月以上経ち、そろそろドールを増員してもいいかな、と思い始めていたこと。
それなら、元々惹かれていて、既にいる二人と性格や外見の傾向が違う(と主観的には思える)ライアちゃんを投入するといいかなと思えたこと。
そして、ライアちゃんのお迎えチャンス自体がそのうち消えてしまうかも……と思っていた時期だったから、です。

先程述べた通り、私は(注文しないまでも)アゾンオンラインストアで待っているドールさんの在庫をしつこく監視していました。
この時点で、ライアちゃんはオンラインストアでの在庫が尽きていたんですね(この記事を書いている8月14日時点では在庫復活している様子)。

モノを実際に買わせるマーケティングの技法として『希少価値、機会の限定をアピールする』というものがあるらしいです。今が一番お得、今を逃すと手に入らない……とね。
私はまんまと、美しく、その心理にハマってしまったのです!!!

あと、おまけの理由として『電気の街・秋葉原』というロケーションがライアちゃんに似合うなと思った……という面もあります。
元々知り合いだったチピィちゃんが、この世界の(ライアちゃんが好きそうなアイテムがたくさんある)秋葉原で再会する、という小話を錬成できそうだなぁ、とももくろみました。

で、この時にライアちゃんに持たせたいなと思って購入したのがこちら。

アサルトリリィ』シリーズの武装、CHARMの単体商品。アームズコレクション・トリグラフ(緑)です。
ライアちゃん、こういう最新技術の粋を集めたようなSF的な武器、似合いそうじゃないですか?
異論はあって当然だと思います。『ミミーガーデン博物誌』のコンセプト自体、ガシガシ戦うような世界観じゃなさそうですしね。

ですがこのように、本来『製作元はそのつもりで用意していない』アイテムを組み合わせて、自分好みの風景・シチュエーションを三次元に現出させられるのがお人形遊びの楽しさであると思います。食品系ミニチュアだってそうですしね。

私は独断と偏見でコレが格好いいしライアちゃんに似合いそうだと思ったので、ライアちゃん用の武装として一緒に購入しました。

アサルトミミーガーデン

これも個人的意見に過ぎませんが、既に手持ちに居たチピィちゃんとスイちゃんにはそこまでCHARMは似合わないような気がしたんですね。むしろシンプルな、未来科学系の趣がない剣などの方が比較的似合うと感じています。

勇者チピィちゃん
銀河級勇者チピィちゃん
中華鍋を持てるなら当然斧も軽々です

なので、雰囲気の違うドールさんは居れば居るほどしっくりくる選択肢が広がるなぁなどと思ったんです。

そうそう、この日は初めて原宿の『天使のすみか』にも赴きました。
建物からして雰囲気が完成しきっている! と驚愕しましたが、完全体のスーパードルフィーさんたちも、お目々や髪の毛などのパーツ(特にグラスアイの現物は他のボークス公式ショップでは見つけられなかった。DOLKのショップにはあったかな?)も観察できて勉強になりました。
本当にフルチョイスをするなら是非天使のすみかでお願いをしたいと思っているので、実際に覗けて良かったです。

それと、この日は中野ブロードウェイにも赴きました。
主な戦利品は以下の通り、書籍ですが

時が集まる場所

しっかりドール関係のお店(まんだらけ ぷらすちっく)もありましたね。
まんだらけ ぷらすちっくは以前から魔法少女アイテムの宝庫として注目していましたが、ドールにハマりかけた目で見ると、今更ながらお人形さんも豊富に集まっていることに気付けましたね……!
生まれたままの姿の1/3スケールの子も多いね。

ルゥリアの勧誘――運命を感じてしまったら最後

さて、こうして欲望の赴くままライアちゃんをお迎えしてから3週間。7月20日のことです。
私はドール道の入り口からお世話になっている、新潟のドールショップ『るちゃどぉる』様にやってきました。
1/3スケールのお洋服(即ち、私の場合はふるるちゃんのワードローブとなるお洋服)を引き取るためです。
実は私、ディーラー『PreciousSpirit』様の超絶お得福袋の購入権を抽選にてありがたくもいただいていたのです!
まさか当たるとは思わず、気楽に抽選応募したのですが……。

で、店頭に居ました。『ミミーガーデン博物誌』のルゥリアちゃんが。
結構大人っぽい雰囲気を醸し出しつつも、きらきらお目々など他にないチャーミングな表情の持ち主。

秋葉原ではライアちゃんをお迎えしましたが、ミミーガーデン博物誌の子はみーんな可愛い。
ちょっとずつ収集して、全員を私の手元に集めるのを目指してもいいかなと思っていました。

そして何度も同じ理由を出して申し訳ないですが……このルゥリアちゃんもまた、公式オンラインショップで品切れ状態になっていたのです。

しかし、ですよ。来週にはもう、予約していたクロアちゃん、そしてふるるちゃんがうちにやってくるのです……!
週刊ミミーガーデン? それはさすがに贅沢が過ぎないか……?
そう己を戒め、ここは身を慎むべきかとも思ったんです。

でも。
ライアちゃんだって、結局「気になるけどやめておこう……」から、時を置いてのお迎えに踏み切りました。
そしてドールとの出会いはほぼ期間限定。

『今お迎えしないといずれチャンスを失う』『どうせ気になってしまったのならいずれお迎えする』

こうして、当選したお洋服たちと一緒にルゥリアちゃんも連れ帰ることを決めたのでした……。

『Cセット』をいただきました

これまでお迎えした子は皆可愛いですが、ルゥリアちゃんは手元で衣装をフルで着せ付け、目の前に立たせたときの『可愛さの爆発』が異常に強烈に感じました。
お召し物のかっちり感、文官みとカフェみの両立がエレガントで良きことだなぁ、と思っていたのですが……そういう理屈での説明付けを超える可愛さ!
何なんだろう。サイズ感との相乗効果かな。

ルゥリアちゃんの古城ツアー

そして7月26日。予定通りふるるちゃんとクロアちゃんを同時にお迎えして、ここにピコニーモ戦隊が結成されてしまいました。
クールでゴシックなマントつき衣装、冷静さとまったり感を兼ね備えた表情。
闇の似合いっぷりは随一です。

闇に映える、黒の宝玉

光と神聖さの化身っぽいふるるちゃんについては、折角なのでまたいずれ個別の記事で語ろうかと思います。

夏の日差しの中のふるるちゃん

追加戦士の勧誘――新たな地平で『満たされる』か?

こうしてうちの1/12スケールの手勢は、それぞれ得意分野が違いそうな5人が揃った訳ですが。

結成記念パーティー

さすがにここまで増えると、見た目のボリューム感としても、妄想の広げやすさとしても、結構な満足感が得られます。
ここからは月間お迎えなどというほど極端な集め方はしないかなぁ、と思ってはいます。
一切お迎えしない、とは言っていないですけどね!

はい、すみません。実は既に追加戦士の用意はされているんです。

まずはこちら。

既にいる子たちの出身地であるアゾン社の新シリーズ『DIAS』。羊っ娘のレムちゃんとネムちゃんです。
金と銀の追加戦士。王道です。何もおかしくないですね。
ゴーオンウイングスですよ。二人でセットで正式追加加入するという点ではキュアマシェリ&アムールでもあり、ニャミー&リリアンでもあるかもしれません。ウラヌス&ネプチューンと解釈してもいいかも。

彼女たちのお迎えを決めた理由は、そもそも私がドールに心奪われる原因となった『シュガーカップス』ショコラーラちゃんにあります。
ぽよんとしたほっぺと表情。ドールアイ埋め込み式の目、柔らか人工毛のふわふわ髪の毛。
このタイプの体の作り、いいな……と思っていたんです。
問題はどちらをお迎えするか。
正直、お顔だけ見るとネムちゃん(茶)のスイートな感じがより好み。しかしちょっとスイちゃんに似てるんですね。一方、レムちゃん(白)の表情や徹底的な白さは他の(1/12の)子と被らない感じ。どちらも愛らしく惹かれるというのは大前提としてね。
これがもし、同一人物の色違いという設定だったら何とかしてどちらかに絞っていたと思います。
でも、そっくり……というほど同じ顔ではなくても同族、対の存在であると感じさせる二人組。つまり双子!(と、明言はされていませんが)
引き離したくない……並べたい……。
となり、結局両方お迎えすることに決めました。

そしてこちら。

狐の神主・レイくん&狸の巫女・ユイちゃん
ねんどろいどどーるです。
ここでもケモミミかよ!!

これまでアゾン製の子だけお迎えして来ていましたが、別に『アゾン以外眼中になし!』という強い忠誠心の結果では全くありません。
単にアゾン製の子の情報を掘っていくだけでも次から次へと可愛い子に出会えちゃっていたからなんです。

そこでねんどろいどです。
元々ねんどろいどのデフォルメっぷりは超可愛いと思っていました。でもこれまでお迎えしたことはありません。
ねんどろいどは基本的に既存の版権キャラの写し身ですよね。そして最初の頃のドール語りで語った通り、私にはドール・フィギュアとしてお迎えしたいと思うような推しキャラはいない。なのでねんどろいどもお迎えしようとまでは思わなかった。

しかし、私はある時知ってしまったのです。ねんどろいどどーるの『オリジナルキャラ』の存在を。
アニメやゲームなどの登場人物ではなく、ねんどろいど制作陣が生み出した『ドールが原作』であるキャラ。
これまで執心していた、執心することができたアゾンの子たちと同じ条件!!

そこから私はねんどろいどどーる情報の掘り返しを始めました。
スチームパンクな子、チャイナな子、ゴシックな子。ディテールまでこだわり彩られたかわいこちゃんたち。

そこでビビっと来たのが、この時点で予約中だった狐のレイくん。
神聖な銀色の獣の目と狐耳。神主、狐……どうしても稲荷神社を連想する組み合わせ。銀色の妖狐、いや神狐。お狐様が……ヒトに身をやつして……?
王道のモチーフ組み合わせだとは思いますが、だからこそ和風幻想物語が捗りやすいキャラクター性
そして狸のユイちゃん。怜悧なイメージ(でも可愛いねんどろいど仕様)のレイくんに対し、親しみやすいたぬき顔にベストフィットのたぬ耳。
何となく、レイくんの物語はユイちゃんがいてこそ完成すると思いました。
一見普通の神社、でもそこは狐と狸が運営する動物のための神社で……!?(※個人の感想です。公式の見解とは異なります。)
などとの妄想が広がります。
なのでこちらも一括で予約。

彼らはほら、あれですよ。
戦隊のサポートチーム。幻想世界からの後援者でも、戦隊のたまり場の管理人でも良い。
一員として戦う感じではなくてもしっかり仲間だというあのポジション。

なぜここまで散財するのか。
それはこれからの人生のためです。
仮に寿命そこそこまで生きるとして、今お迎えすればあと40年くらいは彼らと一緒に生活できるんです。
しかし、ここで見送ればもうそのチャンスは巡ってこないかもしれない。
なので、ある程度満足感が湧いてくるまでは、自分に甘くお迎えを検討してみよう! と自分に許可したんです。

……それにしても、これで九人。その『満足感』自体は結構湧いてきました。
相当な人数にしちゃったので、これからはもっと節制していかないと……と、思ってはいるんですけどね。
どこまで欲望を制御できるか、乞うご期待!!

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