奇跡は換気扇の下で
金井はいったいいつ小説を書き始めるのか。だいじょうぶなのかいろいろと。まあまったく我がことながら心配なほどの絶不調があったんですが、オーケーオーケー、昨晩から書き始めました。まず創作ノートにガッと書いて、何が起きるのかとか誰がどうとか、ことの順序はとかね、それをもとにダダダっと打ち込みをしてやっとこさ執筆に入った。ただしここまでに創作ノート以外には何も準備できなかった。読むべきはずの本たちも途中まで、あーあ。書きながら読めそうならそうしますが。
ラウタヴァーラの面妖な曲があたくしのイマジネーションシステムなんですけど、もうね、ネタ出しのときにはこれしかない。聴くともなしに聴いて、創作ノートを開いて、どうすればどうすればと書斎で悩んでたんですけど、場所を移していったん休憩として。換気扇の下に行って電子煙草を吸って(喫煙者だもんで)ぼーっとしてたらそこへ奇跡または天啓。ラストシーンが、映像が、声が、主人公がどうなるかが脳にビリビリ走った。閃いたんですねこれは。もうね、ああー、やっときたわと。これで全体の流れが決まったと。そうやって書き始めることができたという次第。ラウタヴァーラと電子煙草と換気扇のおかげである。んでコーヒー飲んで出だしのところを書いた感じですね。
設計図ができたからあとは部品をつくって組んでいくだけだ。行けるでしょう。否、たとえどこへも行けなくても作品の完成を予感したっていう、ハイになってたような昨日今日。いい仕事をしよう。
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