「地獄に落ちそうな顔してるよ」、または貧しくて強くなる
タイトルの台詞はなんかふわっと浮かんできただけのもの。いや何、知り合いにご老人の財産を総取りした人がいるのだ。そのご老人、どっかのおじいさんですけど、資産が何億あるよっていうところへボケてきてしまって、そこにつけこんで強引に結婚したおばはんのことを考えてた。毎日(毎月ではない)二十万円を口座から下ろして遊んでるみたいな話らしいんだけど、そのおばはんはまあ地獄に落ちるんでしょうね。そういう顔してるよ。どう考えても正しいカネじゃねえんだよなあ。
引き続きカネの話をするならば、貧乏ほど人を鍛えるものはないといいますね。あたくしのような貧乏人には救いとなる考え方で、鍛えるといってどう鍛えられるのかはわからんが、たぶんメンタル、精神力の類いでしょう。貧しくて強くなる、というようなことだろうか。若いときにカネ持っちゃうとダメとかいうし。カネはチカラになるもので、英断にも悪行にも利他にも愉楽にも使えるわけですから、貧乏というのはいつか得るカネの使い方のイメトレだと思えばいいんじゃね。そういうイメトレとか、困窮に耐えることとかで精神力を鍛えて、いざカネを手にしたときにうまく使うための準備となればよい。あたくしはそう思うことにした。あれをしようこれをしよう。カネの話おしまい。
さて昨夜、小説は下限枚数をクリア。ここからは着地していくところ。もう本当にラストを書くだけであって、あと十枚くらいで済むんじゃないかね、ほぼほぼ書き終えたようなもんである。コルピクラーニ、レッドツェッペリン、ピノキオピー、その辺がありがとうございましたとしてですね、BGMになってくれたんでですね。もうちょっと枚数書きたかったけど、なんか蛇足になりそうなんで短めで終える。今年の勝負を終える。やっと楽になりましたね、金井さん。