課題の分離 3ステップ
アドラーと考える発達障害
昨日のnoteで臨床心理士の私がアドラー心理学惹きつけられた理由を考えてみました。
その中でも課題の分離がその理由としてあるのでは?と書きました。そこで、課題の分離の3ステップを上に図式化してみました。
前提:要素分解
ある悩みが持ちがあったとして、可能か限りその悩みを分解し、分解した一つ一つについて考えるようにする。
ステップ1:責任の所在
相手ならそこで悩むのお終い
自分なら次のステップへ
ステップ2:自分が責任を取ることは何か?
なるべく詳細に考える
ステップ3:それをするかしないか決める
する場合もしない場合も自己責任
以上が、課題の分離の3ステップです。
例えば、これを、
「発達障害だと言われた。発達障害だから、周囲の雰囲気が読めず、人前で喋る時声がうるさい。声を小さくする練習が必要だというが、どうしたら良いか?」
という悩みに当てはめてみます。
まず、前提として要素分解します。
①発達障害だと言われた。②発達障害だから、③周囲の雰囲気が読めず、④人前で喋る時声がうるさい。⑤声を小さくする練習が必要だというが、⑥どうしたら良いか?
ステップ1:責任の所在
相手→①(そいう言うかどうかは相手次第)
自分→②、③、④、⑤、⑥
※ここで注目すべきは、①以外、自分が決定権を持っているという点
ステップ2:自分が責任を取ることは何か?
②自分を発達障害とするかどうか
③周囲の雰囲気を読むかどうか
④人前でしゃべるとき声がうるさいかどうか
⑤声を小さくする練習をする必要があるかどうか
⑥どうしたら良いかを考えるかどうか
ステップ3:それをするかしないか決める
②わざわざ自分を発達障害とはしない
③自分が一緒にいたい人、いたい場所では雰囲気を考えるようにする
④声がうるさいかどうか自分ではわからないので、訊いてみるようにする
⑤どのくらいの声が適切かなるべくその場で訊いてみるようにする
⑥どうしたら良いかは②~⑤をすれば解決するので、改めて考えない
結局この例では、③④⑤を実行することになります。こう考えると、発達障害かどうかって、関係ありますか?
多分、ない、ですよね。
ちょっと整理できた気がします。
もしご意見や改善案いりましたら、コメント下さい!