もし、そこにしか道がなければ…
幸福になりたいなら幸福になろうとしてはいけない No77 どんな障害があろうとも…
まずは、抵抗するのが当たり前
一心不乱にスコップで穴を掘る青年を知っています。それに何の意味があった、何の役に立つのかはわかりませんが、一心不乱に、ただ、掘るということにのみ価値と喜びをもって掘り進める青年を、私は知っています。
本書で初めてかもしれません、著者のラス先生が自分とネガティブ思考とのフュージョンを語ったのは。先生は、本書の執筆依頼をもらった後、執筆にとりかかるまでに4か月かかったというのです。
それは、今までに書いた本が5冊の本が出版されなかったことから、「お前の本が出版されるわけがない」「あまりにばかげた考えだ」といった思考と完全にフュージョンしていたといいます。
先生だってそう言っているのです。まずは、心理的抵抗にブチ当たるに決まっているのです。だから、私はこの本を読み直していますし、皆さんも、今、この文章を読んでいる。
ブチ破る勇気
先生がどうやってその抵抗をブチ破ったかというと、それは、日々の実践を振り返り、出来ていることを書き出し、改めて、目標と基づく価値を書き出した。そして最後にこう言ったといいます。
「もしこの本が出版されなかったとしても、少なくとも執筆によって学び、成長することができた」と。
そう、道はそこにしかなくって、その道を行く事が決まっている。運命とはそういうものかもしれません。そして、その道がいくら急斜面で狭く、足場が悪く、寒さに震えても、頂上に到達したいという思いと、そこから見える壮麗な景色を観たいという好奇心に突き動かされる。
その勇気をくれる力、それは、積極性!!積極性については、明日!!