理学療法士の1日
勤務開始時間は、病院によって違いますが、だいたい8:30くらいから勤務開始となることが多いです。
まず、出勤したら、制服(ケーシーに着替えます)。
ちなみに。。。。
ケーシーって言うのは、外科医や歯科医など外科系の医師が着用している短いセパレート型の診療衣のことを言います。これはアメリカンドラマのベン・ケーシー(Ben Casey)が着ていた白衣をベン・ケーシー型白衣というようになったことがもとのようです。
ちなみに、この役者さんは、ヴィンセント・エドワーズ(Vince Edwards)さん。知らないし、みたことない。初見です。初めまして。
そして勤務上とかでKCとか書いてあったりしますが、間違っているんですね。
ドラマ『ベン・ケーシー』より(1963年8月22日放送回)
と、話はずれましたが。。。。
代表的な1日の流れ
08:30
出勤、朝礼。
朝礼では、それぞれスタッフが共有するべき情報が伝えられます。
そして、患者さん毎に、カルテより身体状況や治療スケジュールを確認します。
セラピスト自身のスケジュールを決定します(前日に行う病院もあります)。
09:00ー12:00
患者さんを3−9名担当します。
1人あたり20ー40分程度。
行う場所は、患者さんの身体状況に応じて、集中治療室(ICU)、病室、リハビリ室、病棟の廊下、病棟の階段などで行います。
理学療法内容は、それぞれに適応した【運動療法】【物理療法】【装具療法】【日常生活活動の練習】を行います。
患者さんと患者さんのリハビリの間に時間に、診療記録に記載します。
管理業務をおこなっている人は、超勤の確認やリハビリテーション部の全体の単位数の確認、リハビリテーション処方の割り振り(新らしく入院した患者さんの担当を決める)、最近ではCovid-19陽性となった患者さんの確認や対応したスタッフの確認もあります。
12:00ー13:00
昼休憩
※場合によっては、患者さんの食事姿勢をチェックする時もあります。
カルテを見る人もいますし。
文献を読んでいる人もいますし。
寝ている人もいますし。
コンビニに行く人もいますし。
人それぞれです。
13:00ー17:00
患者さんを4ー12名担当します。
患者さん1人あたりにかけれる時間が20分〜40分程度なので、患者さんを全員20分で行うと、担当する患者さん数は増えるんです。
そのほか、Dr.やナースさん、作業療法士、言語聴覚士、ケースワーカーさんなどと患者さんの治療方針についての情報共有や、患者さんや患者さんのご家族さんにリハビリテーションの目標や現在の状態や、退院後の生活方法について説明したりします。
また、退院後に転院や転所する際には、行き先のスタッフへの情報提供を行います。
そのほか、理学療法士同士で治療方針を検討する会議もあります。
さらに、ワーキンググループ(WG)やチーム活動に参加している人は、その活動も、行います。転倒転落予防WG、電子カルテWG、感染制御チーム、褥瘡対策チーム、糖尿病予防チーム、栄養サポートチーム、認知症ケアサポートチーム、緩和ケアチーム、リエゾンチームなどなど。どれも、30-60分程度/月
管理業務をおこなっているひとは、いろんな委員会にも参加しています。
あと、部を運営するための教育班、業務班、総務班があったりして、新人の教育、実習(学生)指導、消耗品の補充、リハビリ機器の点検とかもあります。
17:00 勤務終了
勤務終了後は、帰宅する人もいれば、他の病院で開催している勉強会に参加する人や、最新治療方法などの研究結果を読んだり、研究活動をする人もいます。
カルテを書ききれていない人は、書いています。
また、退院した患者さん他の病院へ行く時のための診療情報提供書の作成もあります。
病院のスタッフ数や形態によって異なる面もありますが。
こんな感じの1日です。
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