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195的 劇場版アニメ ベルサイユの薔薇

 私が生涯の目標としているのが、“オスカル”である事は、何度もお話ししているが、

ただ今『劇場版アニメ』が公開中だ。

数年前に
六本木ヒルズ美術館で、
「ベルサイユの薔薇原画展」を見たときの、最後のコーナーがこの製作中のアニメだったのだが、

元祖「ベルサイユの薔薇」命の私が、原画展を見た後に目に入ったその映像は許し難いもので

観たくない

と思ったものだ。

そんな事も忘れていた頃
公開になっているのだが、

ファンとしては観ておくか


あまり期待をせずに観た。

良かった🌹

掛け合いの歌がたっぷりの
ミュージカル仕立てで
アナ雪を目指してる?とか感じながら、
いささか今風に、タッチが変わったオスカルはじめ主人公達が、歌いながらあらすじをなぞるのだが、

私はすぐに馴染めた。

どころか
ぐいぐいと世界に入り込んでいけた。
泣いた泣いた。

前半は、
オスカルがあまり出てこず
『ベルサイユの薔薇』の薔薇はアントワネットの事で、

主役は彼女だからなー

小学生当時は、オスカルが死んだ後のベルばらには興味が無かった私も

数々の経験を経て
いろいろ知っていくと

池田理代子さんは、
アントワネットの生涯を描きたく

実在の人物が、
これほど魅力的だったからこその
悲劇
なのだと知っているつもりで。

オスカル不足になった頃の後半

たっぷりと
衛兵隊に移ってからの苦悩や、
アンドレとのラブシーンまで
しっかりと描かれている。

オスカル派の私が嬉しかったのは、

オスカルの凛々しさも
女らしさも

そこ

というところにちゃんと
描き分けれていて

(それがチグハグだと
いけない)

大満足🌹

全9巻を2時間以内に収めるので、説明不足があるのは、
仕方ない。

改めて、
宝塚歌劇団が、
「アントワネットとフェルゼン編」と
「オスカルとアンドレ編」に分けた事や

シーンごとの
決め台詞が
私の頭に叩き込まれている事と

それが、
宝塚版の歌唱の中に
いい具合に歌詞になっていたのだと

当時
オープニングから
続きで歌える程
何度も観た(聴いた・録画テープで)
私の記憶を
ワクワクさせて貰えた時間でした。

たいそうな封筒に入っていたので、
外でビリビリと開ける事ができず
帰ってきて丁寧に封を開けたら

本物?
(の訳がない)
と思わんばかりの
高級なコピーの
原画をいただいて

また原作を
読みたいな、

やっぱり
オスカルを目指そう🌹

と心に誓ったのでした。

テレビアニメ版や
フランス映画版を観て

オスカルの原画に勝るものはない

と思って生きてきた私の
今回の劇場版アニメの感想です🌹

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鈴木 郁子(Ikuko Suzuki)
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