『子どもが伸びる「待ち上手」な親の習慣』を読んでやってみようと思ったこと
育児本を読んでも、なかなか実践できることって少ないですよね。
正直「それができたら苦労しないわ!」と思うことが私は多いです。
1冊読んで、自分で「やってみよう」と思うことが1つでもあればラッキーな方だと思っています。
そんな中、気になってaudibleで聴いた『子どもが伸びる「待ち上手」な親の習慣』(庄子寛之)が、今の私には参考になったので記録しておきたいと思います。
1.まずは自分自身を整える
娘が小学生になった頃、私はボロボロでした。
朝は早起きして自分と夫のお弁当を作り、娘と自分の準備をひと通りやり、昼間は仕事、夜はご飯の準備からお風呂、洗濯、寝かしつけ。
夫は夜9時より前に帰って来ることはほぼなく、日付を跨ぐことも珍しくはないので、ワンオペになります。
結果、やり抜くには娘を寝かしつけた後に残りの家事をやる。やっている間に夫が帰宅するので、ご飯の準備をして、今日のできごとを話したりしてから寝るというサイクルになっていました。
このようなワーママは割と多いのではないでしょうか。
この本にも睡眠時間の大切さについて書かれていましたが、睡眠時間を削るというのは、やはり全てのことがうまくいかなくなる原因になります。
私も睡眠時間については、この本を読む前から見直しており、夜は子供と一緒に寝て、朝早く起きて家事と自分のやりたいことを少しだけするようにしています。
やらなくて良いことも見つけて削りました(お弁当作り、夫の食事準備等)
ここまでは間違いじゃなかった!と安心しました。
2.子どものことをただ見る
この本を読んだきっかけは「宿題」でした。
毎日の宿題が本当に苦痛なのです。
娘はもちろんそうだとは思いますが、母親の私もです。
「テレビを見てからだとやりたくなくなるから、先にやっちゃえば?」と声をかけると「ちょっと見たらやるからー」と後回し。
当たり前のようにテレビを見てからもやらず・・・
その後、何度も声をかけます。
寝る時間が近づいてからやっと「宿題やらなきゃ!何やったらいい?」と言い出します。
だんだん娘の宿題ではなく、母の宿題じゃん!と思うようになってしまい、この無意味な「宿題」に怒りを覚えてきました。
イライラして「だから早くやってて言ったのに」とか「自分で考えてよ」とか言ってしまい、必ず喧嘩になります。
この本を読んで気づきました。
口うるさく宿題をやれと言う理由は、娘のためではなく、自分自身のためだったこと。
宿題をする時間が遅くなる→寝る時間が遅くなる→朝なかなか起きない→機嫌悪い→学校行きたくない→学校行く時間が遅くなる→会社遅刻
結局は自分の都合で娘を動かしたいだけで、娘のためを思って声をかけていたわけではありませんでした。
やらないことを認めて、ただ見る。
「ただ見る」と書かれていますが、私としては「観察する」と言うことだと思っています。
そして小さな変化を見つける。
そういえば、「何やったらいい?」って昨日は聞かれなかった。自分で今日は漢字の練習するって言ってたとか小さな変化を思い出しました。
その変化に気づけると「今日は自分でやること決められたね」と言う言葉が自然に出てきます。
「子どものことをただ見る」って言う意味がすんなり入ってきました。
意識して試してみようと思います。
3.上下の関係でなく、横の関係になる
「やりなさい」という言葉はあまり使ったことがないのですが、自分は親なのだから、宿題をやらせなければ!という思いがありました。
そうなるとやはり上からものを言うかたちになってしまいます。
子供から学び、横の関係になることで1人の人間として話すことが出来るようになるとのこと。
子供が夢中になってやめられない事に興味を持って、何が面白いのか聞いてみたり、一緒にやってみたりすることで子供から色々なことを教えてもらう。
そうすることで横の関係に変化していく。
これも納得いく内容だったので、実践していきたいと思います。
4.過去でなくこれからの話をする
約束を守れなかったり、悪いことをしても許し、原因を探さない。
これからどうするかを一緒に考える。
やってしまった過去は変わりません。
ついつい私はグチグチと言ってしまうのです。
子供も本当はわかっていて反省しているのに、言葉にされると反発したくなるのでしょう。
ただただ不機嫌になってしまうだけ。
あまり意味がないと感じたので、これも気をつけていこうと思います。
5.最後に
本の中に出てきた例が、あるある!な内容だったので、とてもわかりやすかったです。
また、人はすぐには変われないこと、100%を求めない、怒ってしまっても良い等、読者に寄り添う言葉も多く、「やってみようかな」と思えることがたくさんありました。
よく育児本に出てくるような内容もありましたが、今までやろうと思わなかったことを、やってみようと思わせてくれる本でした。
この本に出会えたこと、感謝します。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。