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「忠」という字の意味するところ

本が大好きで、休暇中は読書三昧です。お正月に読んだのは『木挽町のあだ討ち』(永井沙耶子著)という小説、とてもおもしろかった。

『木挽町のあだ討ち』永井沙耶子著

独特の文体で初めは読みにくいのですが、終盤に向かってぐいぐいと惹きつけられます。読み終えて気になった一文を紹介します。

「忠という字は『心の中』と書くでしょう、心の真ん中から溢れるものを人に捧げるってことだと思うんで」

『木挽町のあだ討ち』より

この本を読むまで気づきませんでしたが、「忠」という字は「心の中」なんですね。「中」は考え方や価値観の「軸」かもしれません。

「忠」という字の意味を調べると、「まこと、まごころ、まじめ」のこと。「まごころを尽くして仕えること」を指します。

僕もそうでしたが、多くの人は「忠」のイメージを古臭く感じているのかもしれません。しかし、激動のいまこそ「忠」は大事な言葉です。

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