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「売上や利益に一喜一憂する」を捨てる
「ブランドになるためにゴミ箱に捨てる10のこと」の第2回目は、「売上や利益に一喜一憂する」。なかなか悩ましいテーマなのですが、やっぱりこれをゴミ箱にポイしちゃいましょう。
「大事にする」のと「振り回される」の違い
僕もそうですが、売上や利益がなくてもいいという経営者はいないはずです。なければ会社を維持することはできません。そうなんです、売上や利益は経営にとって極めて大事なこと(同時に頭を悩ますこと)なのです。
しかし、それに「振り回される」となるとちょっと話は違ってきます。「売上が伸びた、落ちた」「利益が出た、出なかった」・・・このことで「一喜一憂する」経営者が本当に多い。
お金に対する自分の考えをしっかりと持つ
もちろん、売上や利益が一番という考えを否定するつもりはありません。それもひとつの考え方です。それを承知の上で、もう一歩踏み込んで考えてみるのですが、売上や利益の本質って何でしょうね。
「売上や利益は、会社を維持し、仕事を続け、幸せになるための必要条件にしか過ぎない」これが僕の考えです。お金を儲けて幸せになるのではなく、「幸せになるための基礎としてお金が必要」なのです。
掻き寄せるのではなく、押し出せば近づいてくる
子供が小さかったときに一緒によくお風呂に入りました。お風呂に浮かんだアヒルを子供がつかまえようとします。こっちに来いと手前にお湯を掻き寄せても、アヒルは向こうに逃げるばかりです。
反対にお湯を押し出せば、アヒルは浴槽の縁に当たり、ぐるりと回ってこちらに近付いて来ます。「だから何?それってお風呂のアヒルのことでしょう、商売やビジネスはそうはいかない」・・・本当にそうでしょうかね。
売上や利益の前に相手のために本気で貢献する
売上や利益の前に、まずは目指すべき顧客にとことん尽くす。「Give and Take」というレベルの寂しい話ではなく、相手のために本気で貢献する。このことを軸においた経営は本当に強いことを多くの事例から学びました。
なぜならば、会社が社員を支援し、社員がお客さまを支援し、お客さまが地域を支援する、そんな好循環があるからです。それぞれから支援され、互いに支え合うことで、売上や利益は生まれてくるのだと思うのです。
「売上や利益が欲しい、欲しい」ということの前に、顧客があなたから大事にされていると感じれば、商売やビジネスはきっとうまくいきます。これがブランディングの原理原則の一つです。