経費削減だけじゃない!経費の有効活用も重要な取り組みです
利益を生み出すための経費のコントロール
月2回のペースで「ブランディングクラブ」の「オンラインサロン」を開催しています。ブランディングクラブとは、僕が代表の株式会社クエストリーが主催する「中小企業のコミュニティ」で、現在の会員数は24社です。
6つのコンテンツで運営していますが、その一つがオンラインサロンです。4月11日(木)に開催するサロンのテーマは「経費の無駄削減・経費の有効活用」です。利益を生み出すためには経費のコントロールが重要です。
とくに長いこと使ってきた経費のチェックが必要です。「使い始めたときには意味があったが、いまではそうでもない」ことって結構あります。サブスクリプションはとくに要注意、小額だから見過ごすことが多いのです。
小さな削減のために無駄な時間と労力をかける
まずは「経費の無駄削減」です。経費削減とは「会社の利益を最大化する取り組み」なのですが、勘違いが起きます。それは「小さな削減のために無駄な時間と労力をかけること」です。
笑えないような話を聞いたことがあります。それは「経費削減で宿泊規定が変更となり、宿泊費の上限に合うホテルをネットで探すために時間がかかってしまった」というのです。本末転倒のような削減案です。
似たような話は「メモ用紙を作るためにコピーの裏紙をカットする」、メモ用紙は100円ショップで購入できます。大きな効果が期待できないのにも関わらず、時間と労力のかかる経費削減は意味がありません。
掛けた経費はとことん使い倒し、最大に活用する
次に経費の有効活用です。「掛けた経費は最大に活用すること」、削減も大事ですが、こちらの方が重要だと思うのです。例えば、僕はChat GPT4の有料契約をしているのですが、月額約20ドル(約3,000円)をどう考えるかです。
使わなければ無駄な出費です。上手に使えば安いものです。そのためには何のために使うのかを明確にすること、使うことを習慣化する必要もあります。いつでも解約できるので、それでダメならすればいいだけです。
僕は毎月15,000円ほど本を購入します。積読の本もたくさんあります。これは無駄なのか?そうとは思いません。仕事中に「あの本にヒントがありそうだ」と思って開くと「ピンポン!」、これが数多くありました。
無駄削減、有効活用のどちらにも大事な3つのこと
無駄削減、有効活用のどちらにおいても大事なことがいくつかあります。一つ目は経費を見える化することです。感覚や思いつきではなく、経費の総勘定元帳に基づいて、担当者が直接数字をチェックすることです。
二つ目は経費と時間をセットで考えること。例えば、外注費を削減した結果、社員の仕事量が増え、時間がかかってしまうことが少なくありません。結果的に、離職率増や生産性の低下などにつながる可能性もあります。
三つ目は業績が好調なときに経費削減を行うこと。不調なときに細かい削減に手をつけると、社内にネガティブな雰囲気が漂います。それよりも、大きな枠組みの経費削減に手をつける必要があります。
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