ハレー彗星とともにやってきて、ハレー彗星とともに去っていった男の言葉
今日は『トム・ソーヤの冒険』や『ハックルベリー・フィンの冒険』などで知られるアメリカの作家「マーク・トゥエイン」の命日です。1935年11月30日にミズリー州で生まれ、1910年4月21日に亡くなりました。
本名は「トマス・ジェファソン・スノッドグラス」です。マーク・トゥエインはペンネームですが、その由来がおもしろい。トウェインは10代の頃、蒸気船が川を航行する際の水先案内人をしていました。
水先案内人が川の深さを知らせる合図が「by the mark, twain」です。これは水深約3.6mを意味し、蒸気船が座礁せず通航できる限界の浅さです。トゥエインはここからペンネームを採ったといわれています。
トゥエインは逸話の多い人物です。生まれた年にハレー彗星が観測されました。トウェインは後年「自分はハレー彗星とともに地球にやってきたので、ハレー彗星とともに去っていくだろう」と周囲に語っていました。
しかし、これはホラではなく、トウェインが亡くなった1910年はハレー彗星が75年ぶりに地球に到来した年です。本人が予見した通り、ハレー彗星とともにこの世を去っていったのです。
ユーモアと風刺に富んだ作品で知られるトウェインは、世界中で講演活動を行っています。それには理由がありました。投資の失敗などで破産したため、謝金返済の一環として行っていたのです。
トウェインは少々辛口ではありますが、気持ちが明るくなるような名言を数多く残しています。噛み締めてみると、経営にも通じるものがありますね。いくつか紹介します。