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「問題の本質を見極めずに答えを求めるクセ」とは?
視点が交差しないため、議論が難航する
人には、問題を解決したいときに、すぐ結論や解決策を考えるクセがあります。問題の本質を見極めずに、どの「解決策の選択肢」がいいかを考えたり議論することがよくあります。
現在は変化が大きいため、一つの正解が存在しない状態です。同様に問題も人によってとらえ方が違います。会議の参加者が少ないことを問題にする人もいれば、少ないことよりも話し合いの内容を問題にする人もいます。
二人にとって解決の選択肢は異なるため、話し合ってもなかなか合意に至りません。自分の考えを譲れない場合には、激しい衝突が起こることさえもあります。僕も何で揉めているのかわからなくなったことがあります。
余裕がないと問題の本質に向かい合えない
経営者の多くはせっかちです。問題が発生すると、早く解決したい、何とか手を打ちたいと考え、行動します。社内から解決策が提示されなければ、自分で答えを出して走り出すことさえもあります。
しかし、問題の本質がきちんと分析されていないため解決方法が迷走することがあります。行動が無駄になることで、社内が混乱することもあります。これが繰り返されると社内の雰囲気が悪くなってしまいます。
社長の言っていることとは異なる意見が出されても、社長には届かないことがあります。余裕がないと、問題の本質に向き合うことができなくなってしまうんですね。僕も何度も経験しているので、よくわかります。
アドバイザリーボード契約の3つのテーマ
社長であれば、当然ですが、数字に胸をなでおろしたり、心配したりの日々が続きます。しかし、それに振り回されると、目先の解決策しか見えなくなります。客観的な判断ができなくなっている社長に何度もお会いしました。
そんな社長のために、僕が代表の株式会社クエストリーでは「アドバイザリーボード契約」というコンサルティングメニューを用意しています。内容は、月に2回、社長とオンラインで行うの90分間のミーティングです。
ここでは解決策は話し合いません。「状況を話す」「課題を整える」「(解決の)道筋を見つける」ことに徹してミーティングを進めます。「業界のことを知らないくせに」という声なき声には次のようにお答えしています。
囲碁が由来の「岡目八目」という言葉があります。
「当事者たちよりも第三者の方が、物事を客観視しているため、正しい判断をくだせる」という意味です。
経営も同様です。問題の渦中にいる当事者は、起こっていることで頭がいっぱいです。
しかし、傍から見ている第三者は冷静に、客観的な判断ができます。
クエストリーのアドバイザリーボードはこの岡目八目の役割を持っています。
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僕もそうですから、社長の気持ちはわかります。下記のサイトのお問い合わせフォームからご連絡いただければ、契約前のオンライン打ち合わせも可能です(費用はかかりません)。興味がございましたら、お気軽にどうぞ。