見出し画像

夏の記憶と音楽・・・古き良き映画の魅力

朝から気温がぐんぐんと上昇、予報では34度になるとか。梅雨明け前だけど、こりゃもう夏だね。夏で思い出す映画があります。それは『思い出の夏(Summer of '42)』、公開は1971年だから古い作品です。

製作は当時29歳の新進気鋭のプロデューサーのリチャード・ロス、監督は『アラバマ物語』のロバート・マリガン、撮影は『卒業』を撮っているロバート・サーティース・・深い意味はないけど、そうなんだと納得しました。

主演はジェニファー・オニール、彼女の名前を知っているの50歳以上だと思います。ブラジル出身で10代はモデルとして活躍し、この作品で一躍ハリウッドスターになりました。僕はこの女優さんが好きだったなあ。

舞台は1942年のニューイングランドの沖合いのナンタケット島、主人公のハーミーという少年と戦場に夫を送り出したドロシーという女性のひと夏を描いています。初めて観たのが20代前半だから痺れるはずです。

特筆すべきは、ミッシェル・ルグランによる甘く切ない音楽(下記のYouTubeで聴いて欲しい)。ルグランは試写後に監督から「5日間で作曲してくれ」と頼まれ、数時間で譜面を書き上げたそうです。本当かなあ。

大好きなジャズトランペーターのアート・ファーマーがフリューゲルホルンでこの曲を演奏しています。『The Summer Knows』に収録されているのですが、聴くたびにシーンが思い出されます。

まあ、ノスタルジーといわれればそうなのですが、また『思い出の夏』を観たくなりました。Amazonプライムビデオでレンタルできるので、よく冷えた白ワインでも飲みながら観ようかな。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?