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ブランディングで「経営者の限界=会社の限界=人生の楽しみの限界」から抜け出す

現場のマルチプレーヤーである社長は猛烈に忙しい

小さな会社の社長はとにかく忙しい。営業、商品開発、経理業務、人材採用、さらには細々とした雑事など、関わらざるを得ない業務を数え上げたら切りがありません。残業もするし、休日返上で働くこともあります。

しかし、現状に追われ続けているとインプットが少なくなり、「経営者の限界」が見えてきます。新規の取引先づくり、新商品の開発などに取り組む余裕もなくなります。これが積み重なると「会社の限界」につながります。

「仕事だから仕方ない」が通常化することで生まれる限界

マルチプレーヤーとして多くの業務をこなすのが悪いわけではありません。問われているのは「経営者の限界=会社の限界」を理解しているかどうかです。さらにこの二つの限界は人生の楽しみを失うことにもなりかねません。

仕事に追われ続ける社長は、家族との食事の時間もとれなくなることがあります。好きな趣味に没頭することもままなりません。「仕事だから仕方ない」が通常化すると「人生の楽しみの限界」につながっていくのです。

時間管理や権限移譲を実行するのは、そう簡単ではありません

どうしたら時間に終われずに、先を見て、楽しく働くことができるのでしょうか。巷には時間管理や時間コントロールの情報が溢れています。しかし、多くは部分の改善であり、根本的な解決を示唆するものではありません。

権限委譲が解決につながるという意見もあります。その通りだと思うのですが、そもそも委譲できる人材の数が足りないという声もよく聴きます。中小企業の弱点の一つは、委譲できる人材を採用し、育てられないことです。

ブランディングという「経営の仕組み」で解決を目指す

僕が代表を務めるクエストリーのコンセプトは「ブランディングで中小企業と地域のいまを輝かせる」。ブランディングという経営の仕組みに「経営者の限界=会社の限界=人生の楽しみの限界」を解決するヒントがあります。

例えば、「経営者の限界=会社の限界」に陥りつつある会社の特徴は、事業を広げ過ぎていることです。「業績を伸ばすためにあれもこれも」が積み上がり、社長や組織のキャパを超えた状態になっているケースが多いのです。

「選択と集中」はブランディングに欠かせない要素です

ここから抜け出すには「選択と集中」が必要です。「得意とする事業分野を見極める」「その事業分野に経営資源を集中的に投下する」「経営効率や業績を高める」「競合他社との差別化につなげる」・・この4つが重要です。

「得意とする事業分野の見極め」には、下記のPPM(プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント)が参考になります。「花形」「金のなる木」への選択と集中が定石ですが、それが好きであることも大事な基準ですね。

PPM(プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント)


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