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ヨーロッパでは35歳を過ぎると・・・

20年近く前のノートが2冊出てきました。仕事とは関係なく気になったことや読んだ本のことを書いていたノートです。懐かしいなあ。ページをめくると、こんな一文をメモしていました。

「ヨーロッパでは35歳を過ぎると、年齢をいうのをやめる。知識、経験も浅いうぶな青年時代が終わり、一人前の大人の世界に入るからである。そして、その大人の世界がいつまで続くかといえば、生きている限りいつまでもである」

『会社は生きもの(浅野喜起著)』より

メモを見ると、浅野喜起さんの『会社は生きもの』という本で紹介されていた木村尚三郎さんの言葉です。「35歳前は青年時代、それ以降は年齢に関係なく、同じ大人の世界を生きている」。ふーむ、これはとっても良いなあ。

浅野さんは経営コンサルタントとして長年活躍された方です。会社の書棚を探すと浅野さんの著書が2冊が出てきました。どちらも学びの多い良書です。あらためて読み返してみようと思います。

左が平成13年の第一刷、右は昭和63年の七刷

歴史学者だった木村さんは粋な人でした。現代文明論の他、音楽・映画批評、料理や生活文化に関する著作を幅広く手がけています。『「耕す文化の時代」セカンド・ルネサンスの道』という書籍を読んだ覚えがあります。

それにしてもノートのタイトルの「素行自得」「一日三学」はどこで覚え、どういうつもりで、貼り付けたのだろうか。まあ、何かを必死になって学ぼうという気持ちがあったのは確かです。学びは生きている限り続くなあ。

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