失ったものを数えるな、残ったものを数えよ
テレワークの日々ですが、一日中ジャズを聞きながら仕事ができるのはうれしいことです(まあ、会社でもそうだけど)。
仕事に詰まったときや疲れた時には、スウィングジャズを聴いています。気持ちがスウィングしてくると、仕事のリズムも生まれます。
デュークエリントン、カウント・ベイシー、グレン・ミラーなど、どれも好きだけど、とくに「ベニー・グッドマン」は気持ちがゆったりしてきます。
スウィングジャズは1930年代から1940年代の初めにかけて大流行した白人が主体のビッグバンドジャズの一つです。ベニー・グッドマンは白人だけでなく、黒人も積極的に採用したバンドリーダーです。
これは代表曲の『SING SING SING』です。
『ベニー・グッドマン物語』という映画がありましたねえ。
手元に残ったものを見つめ、次に何ができるのか?
そのベニー・グッドマンがこんな素敵な言葉を残しています。
「Do not count what you have lost. I count the remaining ones」
(失ったものを数えるな、残ったものを数えよ)
今回の新型コロナウイルスの感染症拡大の影響で、最も大事な多くの命が失われています。感染していなくても個人の暮らしや企業の経済活動も多くのことが制限され、失われてしまったものもあります。
どんなに嘆いても、失ったものは戻ってきません。失ったものをあれこれと考え始めると、前に向かうことが出来なくなります。
「それよりも、手元に残ったものを見つめること」
心と身体をリラックスさせて、次に何が出来るかを考えて、前に進んでいくことの方がはるかに大事です。そんなことを感じる夕暮れです。
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