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10月13日全然べつもののマフィン

 サワードウは2ラウンド目に入ってガラス瓶がもう一杯になりそうだったからもう一度タネを捨てることにした。捨てると言っても、捨てるわけじゃなくて使うのだ。前回、ベーグルで失敗したから今回はマフィンで。マフィンなら薄力粉で何度も作ったことがあるからできるっしょ、という軽い気持ち。

 写真はチョコマフィン、焼き上がったところと、スターターから続ける分と、冷蔵庫で保管して捨て種レシピに使う分。
 焼き上がって一口。
甘くない。もちろんきび砂糖が入っているから甘味はあるけれど、自然な甘み。参考にさせてもらったレシピには、サワードウのマフィンしか作らなくなったとあった。またぁと疑心暗鬼で焼いてみる。チョコチップの甘さしか感じない。真ん中に真っ赤なジャムを入れて焼いたらハロウィーン向けのスプラッターなマフィンになるかも。

 レシピの材料だけ見たら普通のマフィンと似ているが、バターがない。先月厩菓子にマフィンを焼いた。バターをクリーム状に泡立てるところから始めた。結局その菓子にどんな特徴をつけたいかなんだなぁ、これはバター香るマフィンだった。でもこれじゃあ名前が違うだけでパウンドケーキやスポンジケーキ、カステラと中身はおんなじ。
 このレシピで作るマフィンは相対的に材料は似ているけれど、分量が違う。膨らませるのに重曹を1スプーンだけで大ぶりのマフィンが8個も焼けるのだから、それだけの力じゃないのは歴然。レシピには一次発酵させる方法もあったので、捨て種が生地をふんわりさせていた日がいない。種には酸っぱい匂いがあるが、それが中和させたのか重曹特有は消えて感じなかった。これまで作ってきたのは全然違った。感が使えない。それもまた面白い。

 グルテンフリーの流れがあって、私は小麦が好きだからどうしたものかと思っていたけど、解決につながるかもしれない。

 二ラウンド目。ビンから溢れるタネでパンが焼けるまで続けたいなあ。

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