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厳格な弓の道 ― 喜寿を迎えて76歳での新たな挑戦と学びの旅立ち



76の歳月を重ね、多くの人が静かな退職生活を送る中、私は命の矢を新たな目標に放つことを選びました。弓道はただの道ではなく、私の生きがいとなり、身体と心を磨き上げる挑戦となりました。武道としての厳格さと、個人の旅としての豊かな学びを経験するこの一年間について述べさせていただきます。

学びとは自己発見の旅

弓道を始めるにあたって、私は自己の内面と向き合い、精神の安定さらには日本文化に対する敬愛の深さを再発見しました。また、技術の習得だけでなく、人間性を磨く場として弓道に取り組んでいます。

プロセスを重んじる心持

当初、私の心はただ的中に向けられていました。しかし、弓道において大切なものは、射る前の準備と、放った後の無心です。それに気づいたとき、精度よりもプロセスの大切さを知りました。息を合わせ、姿勢を正し、心を落ち着ける。一射一会の精神を胸に、毎日を丁寧に生きるようになりました。

弓道の深遠な魅力

この一年で最も貴重な発見は、弓道が全ての世代と交流し、真・善・美を追求する場であるということです。弓道の形は単に外見上のものではなく、内面的な成熟を示すものであり、私はそれを日々の精進で探求しています。

まとめ

喜寿の年を迎え、私は人生の秋にある新しい春を見つけました。弓道の道は、あくまで厳しく、そして美しい。76歳の挑戦はただの始まりに過ぎず、これからの年月も弓を引きながら、生きがいを見つけ、豊かな学びを深めていく所存です。この旅はまだ終わらず、これからも続いていくことでしょう。

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