思わず考えちゃう
この前、ヨシタケシンスケさんの「思わず考えちゃう」っていう本を読んだ。
読んでよかった。
わたしもいろいろ考えちゃう性格だなと思いながら、タイトルに惹かれて、この本を読んでみることにした。
ヨシタケシンスケさんが考えちゃうことをスケッチした作品の解説がされている本なんだけど、とてもおもしろかった。
わたしは考えもしなかったことをヨシタケシンスケさんは考えていたりして、人それぞれなんだな〜おもしろいな〜と思いながら読み進めていった。
いいなと思うスケッチがいくつもあって、いいなと思うのってきっと今の自分の心に響くものだったりするんだろうな。だからまた1年後とか、はたまた10年後に読んだら変わったりするんだろうなとも思う。
今のわたしがいいなと思ったものいくつか紹介させていただきます。
明日やるよ。
すごくやるよ。
今の自分を甘やかすときに使う言葉として紹介されていたのだけれど、いいなって。
本当はやりたいことたくさんあるのに、どうしても眠たい時ってある。どう足掻いても、何もできないのに、罪悪感だけが残ってしまう。
でもこうやって思えば、罪悪感も感じずに、明日がんばれそう。そうやって自分を肯定できる気がする。
わたしもどんどん使っていきたい。
あなたのおかげで私はとうとうあなたが必要なくなりました。今まで本当にありがとうございました。
ヨシタケシンスケさんが中学生くらいの頃に影響を受けた作品を久しぶりに見てみたときに、もう必要ないと感じた時に思った言葉だ。
これを読んで確かにこうやって思えばいいのだと思った。わたしも好きなものがあったりするけれど、歳を重ねるごとに、少しずつ気持ちが離れてしまったり、熱量が変わってしまったりしている自分に気づいた時、ダメだなって思っていた。でも当たり前のことだよなと妙に納得した。自分も変わっているのだから。だから、その気持ちを素直に受け入れて、感謝の気持ちを持てばいいんだなと思った。
あとはヨシタケシンスケさんの人生観とか仕事観がいいなと思った。
ボクはあやつり人形
自分で意思決定するより、誰かに操ってもらった方が生きやすいヨシタケシンスケさん。
よく、自発的に動きなさいと言われている世の中、それが得意な人と苦手な人がいるわけで、無理に強制しなくてもいいじゃないかと思った。自分が生きやすい方法で生きていけば、自分が苦手なことを得意とする人が助けてくれたり、そんな優しい世界になったりするのではないだろうか。
ヨシタケシンスケさんが考えていたことを読んでいたら、わたしもいろいろ考えてしまった。
でも可愛いイラストに癒されたり、心が軽くなった。
気になる方、ぜひ一度手に取ってみてください。