【エッセイ】レアケース

AM4:30

今朝も早く目が冷めた

雪は降ってないようだが
路面状況が気になるので
外に出て確認してみる

「ザクザクッ」

踏みしめた時の感触と音が
心地良さとともに
ここは氷点下なのだと教えてくれる

深夜に降り積もったと思われる
あられ混じりの雪が
どうやらそのまま凍ってしまったようだ

なかなかのレアケースに遭遇できて
今日も贅沢な朝を迎えられたと感謝しつつ
奇跡の感触を確かめるように
何度も何度も踏みしめる

小学生の頃の運動会を思い出しつつ
腕を大きく振って
ももを水平にまで高く上げて
薄暗いなか一人大行進してみる

そこへ裏道からヒョイと一台の車が現れ
運転手と思いっきり目が合ってしまった

レアケースに遭遇して
運転手は目をまん丸くさせて
気まずそうな笑みを浮かべて
走り去っていきましたｗ😅

何気ない日常にも
探せばそこらじゅうに
レアケースって溢れていますよね

今日も素敵な一日を🍀