花をたのしむ ~withコロナの生活~
お花が好きです。
美しいから。
心が和むから。
季節を意識させてくれるから。
命を感じるから。
理由はいろいろ見つかります。
withコロナの生活が始まって、良かったことを強いて挙げるとするならば、
「お花をたのしむ ゆとり が増えた」ことかもしれません。
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私は、月~土曜日まで出勤のことが多く(※)、それを言い訳にして、なかなか そんなゆとりは つくれないと思ってきました。
日曜日に出かけてしまえば、その週の休日は それでおしまいです。
普段の日は、せいぜいお昼休みに職場の花を眺めたり、時折 仕事帰りに小さなブーケを買って帰ったりする程度。
わざわざ花をたのしむための時間をつくるということは、ほとんどありませんでした。
今も ビフォアーコロナの頃と勤務の状況に変わりはありません。
でも、以前より お花を愛でる時間が増えたのです。
それは、貴重な日曜日に“お出かけ”の機会が減少したから、という物理的な理由だけではなく、心的な変化があったからだと思います。
それまで当たり前だと思っていたことに 計り知れない価値を見出したり、
当たり前でなかったことを日常のものとして取り入れようとするようになったりして、
その延長線上に、花をたのしむ ゆとりが生まれたような気がします。
晴れた日曜日には、カメラを持って散歩をする。
お花屋さんで鉢植えの花々を選んでみる。
選んだ花を小さな庭に植えてみる。
その庭に咲く花を摘んで部屋に飾ってみる。
そんなフルコースができることは稀だけれど、どれかひとつでもやってみる。
すると ととても気持ちが落ち着きます。
”素の自分” でいられる安堵感のようなものです。
日曜日にそんな豊かな感覚を味わうようになってから、
普段の出勤の日も 少し早起きをして、朝の時間に 花々とあそぶ時間をつくるようになりました。
時間をつくるといっても、ほんの数分間。
眠たいのでもちろん毎日ではありません。
それでも日常の中にそんな ひととき をつくってみたら、それまでとは違った時間の流れを感じるようになりました。
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以下、私なりの お花のたのしみ方です。
これは今日、外出したついでに買ってきたお花と、庭のお花をミックスして飾ってみたものです。
おちょこと徳利を花器として使用しています。
有田焼、深川製磁のうつわです。『白磁』といって、透き通るように白いのが特徴です。
今 写真を見て気づきましたが、この徳利にはお花が多すぎ(大きすぎ)ました。。
ちょっぴり失敗したかもしれませんが、このように ちいさな食器でお花をたのしむのは好きなのです。
ですからこの箸置きはお気に入りです。益子焼。
こんなちいさなアイテムでも、お花は癒しの効果を発揮してくれます。
こちらは有田焼の珍味入れに飾っています。李荘窯のうつわです。
ちなみに同じような形のうつわをクリップ入れにも使っています。
あ、いけない! お花ではなく、うつわのたのしみ方になっているではありませんか。。
軌道修正。。
少し前に投稿した写真です。
こちらの花束は、なんと50円で購入したものです!
トルコキキョウの茎が ポキッと折れていたので、投げ売りのようになっていました。
折れた茎はその短さにカットして、
庭のアイビーなどを少しプラスして、
栄養剤を入れて生けてみたら、約1週間の間、楽しむことがでました。
たったの50円で 何日間も幸せ気分を味わえてラッキーでした。
そういえば、時には雑草を飾ることもあります。
お金をかけなくても十分に楽しめるのです。
ご覧いただいておわかりのように、生け方はメチャクチャです。
生け花は、はるか昔に わずか1〜2年通った程度。
フラワーアレンジメントは学んだことがありません。
守破離とか憧れますが、、はなっからの、バリバリの我流です。
職場でお花を飾っていると、時折「これって何流?」と怪訝な顔で聞かれます。
そんな時は、「〈私の苗字〉流よ。」と胸を張って答えちゃうのです。
だめかしらん。笑
どんな生け方でも、自分で飾ると愛おしく感じます。
ご覧いただきましてありがとうございました!
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※ 私の職場(学校)では、年間変形労働時間制を採用しています。
普段 出勤日数が多い分、夏期に休暇を増やすなどして年間の休日日数や労働時間を調整しているのです。もちろん有給休暇等の休暇もあります。
確かに平均的な会社員の方よりも労働日数は多いかもしれませんけれど、労働基準法に抵触しているわけではありません。念のため。。