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玉藻前
![](https://assets.st-note.com/img/1695624708364-3yGe4kEo9t.jpg)
名前:玉藻前
種別:白面金毛九尾狐
※ 一般に〈九尾狐〉というと〝邪悪な大妖怪〟と認知されているが、それはこの〈白面金毛九尾狐〉と呼ばれる個体である。
元来〈九尾狐〉は〈麒麟〉〈龍〉などと同格の〈瑞獣〉と呼ばれる聖獣の類であり、世の泰平に現れる神聖な存在なのである。
出典:
九尾狐伝説
中国古典『封神演技』など
登場作品:『天上天下大剣斬』
性格:
冷酷残酷にして狡猾卑劣。
その悪意と姦計に底は無い。
固有能力:
●比類なき妖力を秘めている。しかしながら、最大の武器は〝狡猾にして残酷な悪意そのもの〟と言える。
特徴:
『九尾狐伝説』として名高い大邪妖。
中国では〝紂王〟の妻〝妲己〟に憑依して、悪政に民を虐殺した暴君であった。しかし、乱世に決起した暴動によって妲己が処刑される際に魂泊を剥離して逃走を謀る。
今度は渡ったインドに於いて〝華陽夫人〟として同様の虐殺劇を再演したが、正体を看破されて再度逃走。
その後、日本に渡り〝玉藻前〟として〝烏羽法皇〟をたぶらかして再三の悪事を働こうと目論んだが〈狩魔〉所属の陰陽師〝安倍泰成〟によって看破され、下野の那須野にて遂に討たれる事となる。
しかしながら、しぶとくも後世にて復活し、これを〈狩魔〉が総力戦にて再封印した。
だが〈覇獄同盟群〉の戦禍によって満ち始めた混沌を糧に、またもや現世に復活。
今回は全妖怪の天敵〈妖神・大剣斬〉を相手取らねばならないため、些か慎重になり、もっぱら陰湿な暗躍に主軸を置くべく、古今東西の妖怪を傘下に従えた〈邪妖會〉を結成した。
復活の際には〈覇獄同盟群〉へ共闘体制を持ち掛けるも、悪路王は却下。
これは両組織の理念差による当然の着地と言えた。
悪路王率いる〈覇獄同盟群〉は『現世を〈鬼〉が支配する理想郷に造り変える』──即ち〝鬼が支配権を得て、人間を隷属させる事が目的〟であり、ともすれば〝人間〟の根絶は考えていない。
何故ならば〝人間〟及び〝人間の負念〟無くして〈鬼/妖怪〉が成立しない事を、悪路王は熟知しているからである。
対して〈邪妖會〉──というよりも玉藻前は〝悪意のままに人間を弄び、果ては恐怖の洗礼に虐殺する事も辞さない性質〟に在り、それ自体に悦を見出だしている。
手段こそ同質ではあるものの、その最終目的は〝水と油〟なのである。
結果として、戦局は〈狩魔〉〈覇獄同盟群〉〈邪妖會〉の三つ巴となり、混戦の装丁を催す事となる。
ちなみに復活した現在の姿は、かつての決戦で封印霊力の要となった狩魔巫女〝柊美鈴〟の肉体──つまりは〝柊美琴〟の母である。
刺し違え覚悟の美鈴に圧されるも、その絶命の間際に憑依して肉体を乗っ取り、尚且つ、その強大な霊力をも自らの妖力底上げに利用したのである。
この残酷な運命に苦悩傷心する美琴……その救いとなるのは、やはり命運を共にした〝仲間達〟なのであった。
人々の不幸を悦に楽しみ、自らの姦計に酔い痴れる玉藻前──。
しかし、そんな彼女を悪路王は嘲るのだ。
「貴様は知らぬのだ……真に怖るるべきは、御剣刀志郎──あの男の厄介さよ!」
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