2022年のお仕事 みなさんのおかげです!
ひさしぶりのnote、年末になってしまいました。ちょっと書き方が新しくなって戸惑っていますが、今年のご報告とお礼にと思い立ちました。2022年は皆様にたくさんのご厚情をいただき、心より感謝申し上げます。
2022年は長年取り組んでまいりましたAV被害の問題で画期的な新法が成立ました。
これまでともに涙を流しながら被害回復のためにご一緒してきた当事者の方のお一人お一人のお顔を心に浮かべながら、少しでも被害者が救われる法律となるよう提言や発信をしてきました。
勇気を出して声を上げてくださった方々の思いにようやく少し報いることができました。ありがとう。。。でもまだはじまったばかりですよね。
新法という強い武器を得て、引き続き被害救済に取り組んでまいります。
また、従前より取り組んでいるビジネスと人権の分野でもこれまでの経験に基づき、講演・提言等の機会を多くいただきました。
政府が、人権デューディリジェンスガイドラインを策定したことは、第一歩の前進と評価します。
刑法性犯罪規定改正などの分野では、2023年がいよいよ正念場、意に反する性行為が適切に処罰されるよう活動していきます。
2022年は、このほかにも、理不尽な現実に声を上げて解決を図ろうとする方々の伴走をする機会に恵まれました。
2月には、元SEALDsで活躍された女性への名誉棄損訴訟で東京高裁で勝訴、
アーティスト大塚咲さんの「忘れられる権利」の問題でも勝利和解で解決しました。
春以降は、吉野家常務取締役による女性蔑視発言問題に関わって活動しました。
年末には、テラスハウス出演を機に誹謗中傷を受け、自死された木村花さんのご遺族・木村響子さんがテレビ局に損害賠償請求訴訟を提起しましたが、弁護団として加わっています。
取材を受けてコメントをした事案で忘れられないのは、自衛隊で性被害を受けた五ノ井里奈さんです。彼女がカミングアウトした直後のアエラの特集記事でコメントさせていただいて、その後、署名に取り組まれたり、自衛隊にこれを提出される様子をかげながら見守って応援してきたのですが、その勇気に本当に感銘を受けました。
どれほど傷ついただろうと思うし、告発中もとてもつらかったと思うけれど、本当に素晴らしい戦いだったと思います。これから彼女らしい素晴らしい人生を送ってほしいと心から願っています。
また、友人でもある山本和奈さん、京都府副知事からのセクハラに対し、敢然と抗議の声を上げてくれた。第三者委員会の調査が始まりました。
こうした若い人たちの勇気が社会を少しづつ変え、未来に向けて女性や若い人たちが希望を失わないでい社会が作られていくんだと思います。
未来への思い、決して繰り返されないでほしいとの彼女たちの思いに、社会はどう答えるのか、マジョリティはどう責任を果たすのがが問われていると思います。
もちろん、このようなニュースにならないお仕事が圧倒的に多いですが、離婚や相続、消費者被害etc、おかげさまで引き続き多くの案件に取り組んできました。
特に女性の権利に関わったり、マジョリティの掟に挑戦する仕事はさまざまな困難を伴いますが多くの方の温かいサポートがあって日々活動ができることに感謝です。本当にありがとうございました。ぼうごなつこさんにはこんな動画も作っていただきました。
https://www.youtube.com/watch?v=gayB3JYJ6LQ
昨今、女性や少女の権利や生活を守る活動をする人たちへの攻撃が強まっていますが、みんなとつながり、助け合って困難を乗り越えていきたいと思います。
2023年はコロナも相当程度に収束すると期待し、より積極的に対外発信を進めてまいりたいと思います。
どうぞ新年が皆様にとって輝かしい一年となりますように。新年もどうぞよろしくお願いいたします。
