リーダーの仮面――「いちプレーヤー」から「マネジャー」に頭を切り替える思考法(読書ログ)
こんにちは、TKです。
本日紹介するのはこちらの一冊です。
マネージャーとして持つべき考え方やスタンスを「識学」の考え方を元に解説してくれる本です。
概要
マネジメント法「識学」の提唱者である著者、安藤広大さんの執筆した一冊で、リーダーとなるには「仮面」を被る必要があるという前提の下で、マネージャーに必要な考え方を解説しています。
「識学」に基づいた尖った考え方もいくつかありますが、"なぜそう考えるのか"という理由の解説が明確であり、またNG事例も豊富に取り上げられているため、自分に応用しやすい内容でした。
TKの刺さった3点
今日はそんな本書から、TK的に「明日から生かせそう」と感じたポイントを3つ紹介したいと思います。
「やらないこと」を決める
リーダーの失敗例として、大きく2つが紹介されていました。どちらもやりすぎが原因で部下が育たない典型例です。
口出しが多く、手取り足取り全て指導してしまうタイプ
自分がプレイヤーとしての背中を見せ続け、引っ張り続けるタイプ
一方で本書でめざすマネジメントは、カリスマ性も人間的魅力も不要。以下の5つのポイントにフォーカスし、他はやらないことでチームとしての成長を目指すという考え方です。
ルール
位置
利益
結果
成長
具体的な内容は本書に譲りますが、「やらないことを決める」ことは、マネージャー業務に限らず大事なことであり、必要なことにフォーカスする重要性を再認識しました。
モチベーションは冷めるもの
「モチベーション」という言葉は、リーダーシップの本によく出てくる概念ですが、本書ではハッキリと否定しています。上がった感情は、必ず下がるようにできており、それを原動力とするのはNGであると。
リーダーの役割は、部下たちのモチベーションを上げることではなく、成長させることであると定義しており、下がることが前提であるモチベーションではなく、実績や数値に視点を置いて、コミュニケーションをすることが大事であると述べられていました。
つい自分が仕事をするときも「モチベーション」に頼ってしまいがちですが、そうではないやり方も身に着けていきたいと感じました。
結果にフォーカスをする
この文章を読んで、まさにその通りだなと思いました。仕事は趣味ではなく、あくまで仕事として取り組んでいる内容です。
プロセスも重要ですが、大前提として「結果が出ていること(=価値を提供し続けていること)」は必須条件であることは、常に忘れず過ごしていたいと思いました。
最後に
識学のマネジメントは、「数学」や「物理」のように公式があることを前提としており、再現性があり、やれば誰でも成果が出せるものと紹介されていました。
マネージャーやプレイヤーとして業務に取り組んでいる中で、悩んでいたりヒントを求めている方がいたら、ぜひ読んでみてください!
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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