【政治経済】上岡龍太郎氏の名言―政治家とは―
これ以上頭脳明晰な芸人ではいないであろう、上岡龍太郎氏の過去の言葉が最近話題となりました。
内容はこうです。
「スポーツマンくずれ、学者くずれ、皆さん芸能界に行きます。沢山何々くずれの方芸能界にいます。では芸能人くずれはどこへ行くか、政治の世界です。」
故 横山ノック元大阪府知事と旧知の仲にありながら、こう断言出来たのは彼以外いないでしょう。
芸能界から入って、まともな質疑・答弁を聞いたことがない国会議員は確かにいます。
ちなみに何十年も前に彼は「財政破綻論」のカラクリをいとも簡単に論破しています。
〇〇民営化
例えば国鉄なども民営がやっても赤字と最初から分かっている。
国民の足のための「公共事業」だからです。
彼は議事録の中からその根拠を述べています。
それ以上の根拠はこの国にない訳です。
「民営化するのはアホ」と一蹴しています。
彼は「それなら警察を民営化してくれへんかな?」と言いました。
「駐禁を仕事にすればいくらでも儲かりますよ」と。
動画等を見ても、彼の頭脳明晰ぶりは当時学者とメディアで論戦出来るくらい凄まじかったです。
頭の回転が早く、雰囲気も隙がなく、自ら種明かしをするほど清廉潔白で、どのテーマにも即答出来、華があり、愛があり、更に笑いも取れる。
これが僕にとっての芸人の頂点の在り方です。
まさに「才人」であり、「唯一無二」の存在であり、本物の男前とはこういう人ですね。
尚、芸能人は、頭脳明晰ではないほうがトライしやすいですし、継続しやすいです。
芸能人から議員になった人の中でも、ちゃんと芸能活動やって、議員をされてる人は「社会のことが全く分かっていなかった。ホームレスの方は何も理由がなく、そういう生き方を選択されたと思っていた。」とおっしゃる方がいます。
「社会に疑問を感じる頭脳がない方が」居心地が良いんです。
上岡龍太郎氏はタフにタイトに芸能活動をされたのだなとその話からも感じました。
だから、見る人によっては『ピリッと』するような物言いが出来たのだと思った今日この頃です。
※あくまで参考ではありますが、上岡氏の品格や頭脳はどこから来てるのかと思い、調べてみたら、お父様が京大卒の弁護士だったのですね。
やはりと言うか、『血(血筋)は争えない』とよく言ったものですね。
昔からの言い伝えは改めて優れているなと感じる瞬間でもありました。
(注:学歴・職業が勿論全てではありません)
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