配信者から見た「伸びない女性配信者」の特徴6選
僕の配信経験を元に、一般的に男性より稼ぎやすいと言われる女性配信者の中でも、「伸びないなー」と思う方々の特徴について書きたいと思います。
最も感じるのは「そもそも論」が破綻している方が多いことです。
では、以下で6点にまとめて考えてみます。
最後に、内容の総括に入ります。
「そもそも論」は各章の冒頭に綴ります。
※より専門的な記事は有料で書きます
(以下記事参照)
▼レビュー順(配信関連・有料)
🥇★配信者とリスナーの心理学(専門)
ジャンル: 心理学全般(シーンと用語)
配信では、配信者・リスナー双方が意図せずとも様々な心理状況になっています。
イベントでも普段の配信でも、配信の前半・後半にも、実に様々な心理効果が働いているのです。
悪用厳禁の配信上の心理学です。
🥈★頂き女子と配信女子-徹底比較-
ジャンル: 法律、恋愛心理学、社会科学
頂き女子は詐欺で有名になりましたが、「SNSや配信でも同じような手口の人を見ませんか?」という問いから、こういう人と協力してはいけないというところまで法律や心理学を用いて説明しています。
🥉★配信者とリスナーの適切な距離
ジャンル:個人情報保護、心理学、社会学
各メディアの「ゴシップ」はどこから出るのでしょうか?
大抵、身内からです。
それは、一般社会・ネット社会でも変わりません。
「個人情報保護法」は施行後、3回の改正を重ねたのに、一向に「漏洩」はなくなりません。
配信者の個人情報保護の観点から、リスナーとの適切な距離感を考えました。
①コアなリスナー、アシスタント、モデレーターにアイデアを「決めてもらう」人
「目標達成したい人」は誰ですか?という話です。
配信者は個人事業主です。
一般社会でも、個人事業主は自らがアイデアを「企画・立案・実行」しなければ、やっていくことは出来ませんよね?
コアなリスナーさんに企画立案や決定をしてもらうというのは、社会人としての「考えが甘い」と断じてしまいます。
ましてや、それが「アシスタントさんやコアなリスナーへの特権」なんて考える方は、自分の「意思」と他者への「感謝」がないのかな?と思います。
あくまで、お金を払うリスナーさんが他に協力することは「ボランティア」です。
それ以上求めるのは、欲張りすぎです。
社会はそう都合よく出来ていません。
例えば、好みの女性(彼女)が職場にいたとしても、その人の仕事に介入はしませんし、素敵な女性なら手伝わせようともしません。
(※詳しくは⑥本業と差をつける人にて)
そもそも、コアなリスナーさん以外は「知ったこっちゃない」ですし、そこに参加出来ないなら出来ないで、面白くないですよね?
男性配信者が「次の企画、何にするー?」なんて言ってたらどうですか?
得意分野・企画の雛形を普段から十分提案しているなら、「これやって!」となるかもしれませんが、それなしでそういうことを振られると「稼いでるのは誰ですか?」とリスナーさんにそっぽを向かれます。
アイデアもなく、決められない配信者は、総じてフリートークもつまらないです。
同時に起こることは「人間性」もつまらないと思われることです。
次の章で説明します。
②「フリートーク」がつまらない人
誰が配信をつけて「話などで盛り上げる役ですか?」という話です。
「他力本願」の配信者のフリートークは総じてつまらなく、内容がないです。
特徴としては
①コメントがないと話せない
②返しにひねりがない
③発想力に乏しい
④想像力(思いやり)が不足している
といったものが挙げられます。
※例えば、僕は『全方位型フリートーク』というのをしていました。
テーマは毎回決めません。
トーク力が上がらないからです。
また、常に『ゼロから』の意識でいるためです。
どこの配信アプリを使うにしろ、初めはリスナーさんゼロ人からです。
仮にゼロから配信する場合
・自分はどういう人間で
・どういう目的を持ち
・どういう考えのもと
・どういう日常を送っているのか?
・返しで工夫しているのはどこなのか?
・何を得意分野の軸としているのか?
これが、リスナーさんに伝わらなければ、当然「人間性」なんて伝わりません。
「人間性」が伝わらないとコアなファンがつきにくくなります。
配信も社会人生活も芸能も、元をたどれば同じです。
相手に「人間性」が伝えられないで、次に話を進めるなんて通常無理です。
その「人間性」を見てもらう為のフリートークも苦手となれば、配信でも社会でも、その人に飽きがきてしまいます。
仮に、会社では「プレゼン」出来るのであれば、お金を得ているのに、「本業」より力を抜いてるということです。
③勘違いした「外見が売り」の人
「あなたをかわいい・美人ってだけで評価する人、そんなにいると思う?」という話です。
このタイプの「勘違い」をしている配信者は各配信アプリで山のようにいます。
簡単に比較する上で
例として、Aさんを標準とします。
Aさんについて
・ルックスは一般的に男性受けする方
・あまり自発的に話さない
・自主的に特技も発信しない
・コメント読むのが精一杯
だとします。
すると
次の✅に該当する人の方が、確実にAさんより人が集まります。
✅ルックスはAさんに似てるが、人間性がめちゃくちゃ伝わってくる
✅そもそもAさんよりBさんの方がルックスが好み
✅Aさんよりハッキリとした特技がある・披露してくれる
✅Aさんより個性・トークが面白い
✅Aさんより「一生懸命」企画し、実行している
他にも指標は沢山ありますが「外見の評価」ほど "曖昧なもの” はありません。
時代・年齢・立場・趣向・地域など色んな理由で違ったり、変わったりするからです。
それを過去に、配信やリアルでモテた事がある(最高ランク、ミスコン、夜職NO.1、モデルetc.)と言っても、状況・距離感・時間軸などが違うわけですから、同等に扱われたりはしないのです。
それを勘違いして「私かわいいでしょ?」という人は女性から見ると「痛い」ですし、男性から見てもその人のルックスが余程好みじゃない場合「痛い」のです。
当然、同性から好かれないので、男性割合が圧倒的になります。
そこら辺にいるかわいい方の女性がネット越しにしゃべってるだけの配信は、どこの配信アプリでも見掛けるほど、それだけでは全く「差別化」にもなりません。
④「一生懸命さ」が感じられない人
「誰が稼ぎたいのですか?知って欲しいのですか?」という話です。
その人が、忙しい or 忙しくないではありません。
仮に、ある程度有名だとして、「やっつけ仕事」みたいな配信なら、配信しない方が良いです。
イメージに良くないからです。
僕が見る、ある程度有名な人の配信は「サービス精神」に溢れています。
もちろん、持ち歌なども無料で歌ってくれますし、コメントへの返しも手厚いです。
質問にも素直に答えてくれます。
先程もお話した「人間性」が伝わってきますし、同時に「一生懸命さ」も伝わります。
めちゃくちゃ忙しくしてる人ですが、予定をサラッと話すくらいしかしません。
(大変な時は大変だと素直に言うだけ)
特別アイテムなどをくれとも言わないし、アイテムがあったから何かするわけでもありません。
その時その時で、接している人への「一生懸命さ」が伝わるということは、ネットを通して見える「人間性」に繋がるのです。
⑤やらかす「承認欲求」中毒者
「協力してくれた方々をなにと思ってるの?」という話です。
恋人同士で配信でも協力するのは良いとして。
人によって、ひそかに利害関係を結んでるリスナーがいたりします。
(金品の譲渡・体の関係etc)
これは明らかな他のリスナーさんに対しての「差別」ですね。
このように、自分に利がある人は別として、結果を「自分の手柄」として独り占めしてしまう配信者は多くいます。
一人一人のリスナーさんあっての「結果」という考えが抜けているため、人に対する姿勢にも違いが見られ、「感謝」の気持ちが薄れるのです。
これも「人間性」です。
利害関係者には「感謝」できたり、「報酬」を渡せても、他の方には「感謝」も出来ないというのは、多くの政治家に見られる姿勢です。
折田 楓氏にも当てはまります。
そして、「承認欲求中毒」はついつい、「 私が〇〇を頑張ったから」という言葉を放ってしまうのです。
それで、リスナーさんは「え?俺らは?」となります。
そりゃそうですよね。
コメントやアイテムで盛り上げてくれたのはリスナーさんだからです。
私だけ頑張ったと思うなら、毎日『ゼロから』リセットして配信してみれば良いのではないでしょうか?
それくらいの気持ちを持ち続ける事はスキルを上げるのに必要です。
⑥お金を得ているのに「本業」と差をつける人
「お金を得ているということは、それはお仕事です」というお話です。
空からお金が降ってくるわけでも、リスナーさんが降ってくるわけでもありません。
※僕の配信は特殊で「非営利」なので、企業で言えば「NPO」です。
(そこで得た分は全て還元)
しかし、99.9%の配信者は、そこでお金を稼いでいますよね?
つまり、副職であろうと、個人事業主なんです。
なので、「配信」で「本業」より手を抜くのは、僕にはかなり違和感があります。
お酒飲んで、ゲームやって、髪とかしながら鼻歌うたって…って人もいます。
それは専門的な知識・経験の話、ゲームの技術提供、下手でも一生懸命歌う姿を見せるならいいですけど、ただ配信垂れ流してるだけで、お金を得るのは、僕はないかな?と思います。
仕事は好きなことばかりではありません。
趣味を垂れ流すだけでお金を得るのは、すごく傲慢さを感じます。
リスナーさんでも「仕事をなめるなよ」という方が出てきても、そういう配信をしているなら仕方ないことです。
趣味を垂れ流してお金を得るのは、確立したものがある人になってからではないでしょうか?
例えば、ダルビッシュさんが好きな野球ゲーム配信をするなどは、趣味でもみんな見たいですからね。
(ちなみにゲームで対戦したことがあって感動しました)
⑥さいごに-「実感」と「勘違い」の圧倒的違い-
最近の様々な事件を見てて思うことがあります。
一言で言えば、すごく「勘違いしている人が多い」。
大した後ろ盾もないのに「モテる」「強い」「金もらえる」「運がいい」「頭いい」と考える人達がかなり事件を起こしています。
それらは全て捕まったことで「勘違い」となっているかもしれませんが、そもそも「勘違い」と「実感」の差はなんでしょう?
「実感」とは、何か軸にしている学問、経験、知識があり、現在進行形でそれを更に深めている場合です。
整合性をその都度考えながら、自らのアイデンティティにしている場合がそれに該当します。
しかし、若年層の犯罪者にはそれがありません。
経験・知識が足りないのに、勘違いすること自体がリスクになる時代です。
闇バイトにしても「もしも」を考えていませんよね。
「もしも」捕まったらの前に、見つかるかもしれない、襲撃場所にたまたま格闘家が何人もいるかもしれない、お金をもらえないかもしれない、運ないから・モテないからこんなことやっているということを考えていないのです。
「実感」までのプロセスの入口にもいないのに「自信」を持つのは「過信」というもの。
配信界でもこの「勘違い」を多くの方がしています。
『ゼロからスタート』と常に自らを位置付ければ、恒常的な努力や工夫をするのが人間です。
それを自分は「クラス・ランクが違う」などと『井の中の蛙』状態で言っても、『ゼロから』の人に太刀打ちは不可能です。
なぜなら『ゼロから』はすごくエネルギーがいり、自分の棚卸しが出来てないといけないからです。
「素敵な勘違い」と言えるならまだ良いですが、ほとんどは「痛い勘違い」であると自分自身、肝に銘じることです。
僕が一番大切にし、変わらないのは『目的意識』です。
その大切さは個人に留まりません。
だから企業にも『経営理念』があるのです。
配信者も「実感」を持つためには、『目的意識』を持つことです。
そうすれば、ブレずに、その軸に乗っかって出来ます。
裏切りは必ず内部から起きます。
そうなった時にも、それまでの「実感」を元に、指標となる自らの『目的意識』と『言動』を見つめ返すことが最も大切なことです。
信じるべきは自分の『目的意識』と近い距離の『大切に想ってくれる大切な人』。
それだけで十分です。
©2018 Yuyu#6