1カ月目:新メンバーがやってきた。
NYは氷点下の日々が続いたり、ウィンターストームがやってきたり、相変わらずさむいさむい言うております。
一方で、暖かい日も徐々に増え、日も長くなってきたような。春が待ち遠しいです。
ここでの生活も2年目。我が家に新メンバーがやってきました。
すっかり人間の腹の上で眠るようになった犬。
まさか自分の人生で、犬を飼う日が来るとは・・・この決断に一番びっくりしているのは、自分たちです。
夫も私も犬はおろか、動物との生活が初めて。
犬初心者の人間たちが、子犬と暮らした1カ月の感想を。
🐶
*兎にも角にもトイレ
新メンバーは、現在トイレ勉強中。なので人間側でも「うんち、そろそろかしら」「どうやらトイレに行きたそうだ」など、常に様子を気にするようになりました。
上手にできた時には、大きな高い声で「えらいよ~!」と拍手しながら近づきます。マイク前に向かう漫才師の気分。一方、トイレでしたうんちを自ら踏み、その足で壮大な一歩を踏みだしたのを見て、膝から崩れ落ちることも・・・
目覚まし代わりに、うんちの臭いで起こされることは、もはや日常となりました。朝4時から子犬の体を洗って、夫と労い合うのも一度や二度ではありません。
夜型だった夫は、なんと少しだけ朝型に(!)シフトしました。人は変わる。
↓夫は夜型ロングスリーパー
*噛み癖との戦い
早々に直面したのが、噛み癖。
家具や人の手を噛むのは、地道に注意していくとしても、問題はペットシーツ。ペットシーツとは、ペットのトイレに敷く紙のシート。家の中では、この上で用を足すよう教えます。
犬の中で、このシートで遊ぶブームが到来。ペットシーツをガリガリ爪を砥いで破り、ガシガシ噛みちぎる。
噛み心地良さそうなおもちゃは他にもあるやんか、とか、ペットシーツ高いんだよ…とか、人間は思うことがあるのですが、
一番恐れているのは、この紙を飲み込み腸を詰まらせてしまうこと。
初めて噛みちぎられた現場を目撃したときには、心臓止まるかと思いました。(横にいた夫が、犬の口を指で躊躇いなくガッと開け確認してくれました。瞬発力…!)
「いつ食べるか分からない」と目が離せなくなり、おちおち外出もできませんでした。迎え入れて2週目は、睡眠不足も重なって、精神的にもボロボロに。
噛み癖直しの苦いスプレーがあると知って速攻入手したのと(これを使っても、噛むときは噛む)、あとは根気強く注意し続けました。
そのかいあって、1カ月経った今では「ペットシーツを噛むのはダメなことだ」と認識したようで、ほぼ噛まなくなりました。人間の手やひざ掛けなどを噛むこともあるけれど、Noと言うとその場では止めるように。あの戦いの日々が嘘のようだ・・・
*かつてないほど手が荒れる
手洗い+アルコール消毒+冬の寒さ+乾燥に加えて、犬やタオルを洗ったり掃除したりの水仕事が増えました。もう、ケアしてもケアしても追いつきません。
特にあかぎれが!全然治らないよ!こっちが治りかけたら、あっちから出血する、もぐら叩き状態です。水仕事は勿論、手や指を動かすだけでも痛い。PCのキーボード操作も、ペットボトルの蓋も開けるのしんどい。ガサガサの手や出血する傷口を見ると、テンション下がる。
オロナイン軟膏もユースキンも、手持ちのストックが切れて悲しみに暮れている。こちらでも買える、強力なケア用品を探さなくては・・
*「犬とはどういうものかしら」
歩く人間の足元をトコトコと付いてくる。
ボールを楽しそうに追いかける。
ごはんを食べるスピードと集中力が凄まじい。
思ったより、かまってちゃん。
ウサギのようにぴょんぴょん走る。
後ろ姿がキツネのよう。筋肉がすごい。
日当たりの良い所を知っている。猫のように丸まり日向ぼっこをする。
これが、犬の性格なのか、犬種によるものなのか、もしくはパーソナリティなのか。初心者の私たちにはイマイチ分からないのですが。
「手違いで、実はキツネをお渡ししてました」と言われても、「まぁ、そうかもね」と多分頷いてしまう。そして、そのまま暮らし続けると思う。笑。人間もそれぞれに違ういきものだしね。
不思議で可愛いいきものと過ごす日々は、なんだかとても楽しいです。
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