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水面の境界線
こどもの頃、プールで潜っては水の中から水面を見上げるのが好きだった。
大きく息を吸って、ざぶりと入る。
視界はぼやけるけれど、水中から見上げる世界はやけにキラキラして、さっきまで取り巻いていた賑やかな歓声も音も遮断され、まるで別世界にひとりみたいな、不思議と穏やかで満たされた気持ちになる。
視界の端で水着の赤やピンクがひらひら舞い、空の青さと陽光が水面の揺らぎにあわせ、その光の屈折を変えるさまは万華鏡のよう。
魚は外敵に見つかりにくいよう空に近い方が青く、下の方は白いんだと聞いた。私もこのままここにいたら、だんだん青く白くなるのかな、なんて。
もう何年もプールで潜ったりしていないのに、その光景と感覚がくっきり焼きついている。
あれは何才頃の記憶だっけ。
* * *
7月から、息子(小3)がスイミングに通うことになった。
私はわりと習い事させたい派で、でもスイミングが候補に上がったことはなくて。
ただ6月にはいり体育のプール開始日が近づくにつれ、息子がしきりに不安がる様子におや?と思い、試しに大手キッズスイミングスクールの体験に申し込んでみた。
日曜日の朝。幼児&小学生の赤帽さん(多分いちばん初歩)クラスに混じり、少し潜ってみたり、けのび練習。軽く潜ることはできても、息子は水中で目をぎゅっとつむってしまい、他の動作が難しいことが分かった。
しまった。
幼稚園の頃は毎年夏のプールで楽しそうに潜っていたし、けのびもできていたので油断した。
コロナの影響で小1全くプールなし、小2天候の影響で2回のみと間隔が空き、その時に頑張って潜ったのが苦しかったらしく、水に苦手意識ができちゃったみたい。
別に泳ぎが得意にならなくていいけど、プールの時間が憂鬱なのは何とかしてあげたい。それに初歩クラスは流石に小さい子が多く、今年を逃すと本人の羞恥心も出てきて通うのが難しくなりそうだなと思った。
本人もやると言ってくれたので、夏の間は週2で頑張ってみることに。
水中で目を開けるのが痛くてイヤだというので「水中で目を開ける方法」を検索するも、どの情報も最終的に結論は…『慣れあるのみ』。
……そうだよねぇぇええ。(ため息)
学校ではゴーグルOKなのが小さな救いだけど、スイミングでは赤帽から次のクラスに上がるまではゴーグル不可となってる。がんばろ。
家でもアイボンのふたに塩水方式(夫考案)や、
おけを使って、水の中で目を開ける練習~👀
塩水だと目が痛くなりにくいの知らなかった!
この夏、水中を見渡せるようになるといいね。みんなで一緒にプールも行こう。
あの水の中から見上げた景色を、私はきみにも見せたいのかもしれない。
水面から顔を出したときの、新鮮な空気が胸いっぱい入る感じ。日差し。友達の顔。笑い声。上がったときの、からだのずしりとした重だるさも。
その境界線を、自由に楽しんで欲しいな。
* * *
こんにちは☆
いちご牛乳です。
noteをやめたつもりも休んだつもりもなかったんですが、だいぶ空いちゃいましたね。
いちご『牛乳』の変換で『ぎゅう』と打ったら『牛肉』が第一候補になるくらいには。
やめても、休んでもないけれど。
言っていい?いいかな。
ただいまぁああーーー♡
またよろしくお願いします🍓
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