取り残されない世界
台湾の天才大臣の言葉「誰も取り残されない社会」。
オードリー・タン大臣。高い知能ゆえに、普通の学校生活は続けられなかったけれど。高い実績を残し、人々に貢献している人物。
ほとんど知らなかった方なのだけど。
「誰も取り残されない社会」お金持ちも無い人も若者も年寄りも全て。
なんかもう、そう言われただけで、ぎゅっとされたみたいに安心できませんか? 他国の大臣だけど、なんか嬉しい。
医師で作家でもある帚木蓬生さん。そのインタビュー記事に。
「コロナとは何だ、これからどう生きていけばいいのか。そういう迷いや問いかけを封鎖せず、辛抱強く考え続ける能力を持ち、反知性的な幻聴には耳を傾けず、じっくり構えていくことが大事です」
人間、問題に出くわすと、すぐに答えを欲しがり、解決したくなる。
でも、その性急さが、ともすれば誤った判断や、不必要な恐れ、畏怖に繋がる場合がある。
迷いや、これで良いのか、という自問自答をしつつ、すぐに蓋をするだけでなく。辛抱強く。長い目で。簡単なことではないけれど。
そういう判断が、知性、なのだろうな。
誰も取り残されない世界に踏み出すための、知。
なんとなくテレビを付けていたら、若い女性タレントが、最近一人暮らしを始めたら、みかん、食べなくなりました、と言っていた。
…………。
まあ、わからなくない。一人で生活していると、コンビニやスーパーですぐに食べられるお弁当とデザートは買うけど、一袋いくらのみかんやリンゴは、よほどでなければ買わない人は居ると思う。すぐに食べられる、パック入りのカットフルーツは買っても、皮をむいたり、全部食べ切れないものは、ちょっと、だもの。
洋風の室内が主流の現在。炬燵でみかん。は、伝統様式になるかもしれない。絶滅危惧種ならぬ。絶滅危惧様式?
いつか誰かがサイトを作ったりして。うおおお。
なんてことが閃いてしまった。
「誰も取り残されない世界」だけれど、いろんな生き方をしてきた人が居て。生まれた時から畳の人、生まれた時からカーペットな人。
箸の持ち方を厳しく言われてきた人。ナイフとフォークの使い方がちんぷんかんぷんな人。
こちらの人には伝わっても、こちらの人には伝わらない事が出てくるのだな、と、気づいた。
もう私は、古い側の人だから。
地元の商店街を眺めて、時々思う。少しずつ変わっているから、画像にでも残しておかないと……って。
昨日スタートさせた『京都リ・バース』の執筆動機・テーマって何だったのか、思いついたのが随分以前で思い出せないんだけど。
…………が、描きたいんだろうな。(まだ秘密) そうして100年先を目指す以上、残しておきたい、というか、知の片隅にでも記しておきたい。ような、情景を入れたい、気がしてきた。レッドリストやからな。
ある人からは、古臭いと思われるだろうし、普通と思われるかもしれない。
でも。立場とか生き方とかもっているものが違っても、理解しあえる、認めあえる、繋がれる、協調できる、ツールが「知」だから。
きっと「知」は「辛抱」によって辿り着けるんだと思う。
※まとまらぬ。つか、この文章、うまくすれば三回分の記事になるのに。(笑) わかってるんだけどね。でもすぐ出したいの。アタシっていつもおバカだ。だから、まとまらないのさっ。威張るっ。
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