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前回の日記からもう一週間も経っていたとは……。時の進みが日に日に早くなっていっていると感じる。
これから先どんどん変化のない日常になっていき、気が付いたら人生の半分を過ごしていましたなんてことが本当に起こりそうだ。


今日は、画像の通り、大学へ退学届けを出てきた。僕は新たな未来へと本格的に線路を変更する。

新しい学校で、新しい技術を学び、自分が信じた未来へと歩むために進み出す。

中退はけして恥じることではない。周りが抱く印象は悪いかもしれないが、自分にとってその行動がこの先より良い方向へと向いていたのなら、この決断をした自分に誇りを持っていいと僕は思う。
そう思えるよう今後行動を起こしていこう。



高校3年、受験期真っ只中
僕にはやりたいこともめざしたいこともなかった。ただあるのは、偽善者の様な「僕のように生きづらいと思っている人への居場所を作りたい」くらい。
自分自身この世界から逃げる場が欲しかった。

考え出した答えは、自分が嫌いだった学校で居場所を作ればと養護教諭を目指した。しかし、自身不登校から立ち上がったばかりで、自分でも気付かぬほど内側の精神は脆く、ただ無理に笑って起きて動いていただけで実際心の中は晴れてなどいなかった。
何とか養護教諭を学べる教育学部に合格したが、人前での発言をする際パニックを起こし軽く過呼吸気味になったり、何もないのに突然に涙が流れてきたり、学校への実習に行く事すら困難なほどだった。
心と体は相変わらず交わらない。

コロナ禍で、自分と向き合う時間が確保出来たため、養護教諭以外にも手段があるのでは?と視野を広げ色々とみていた時、アイドル育成ゲームにハマった。

元々アニメオタクだが、アイドル系にハマったことは無く新鮮なジャンルだった。


生まれて18年間ゲームの価値など知らなかった。ゲームなど馬鹿げてると思っていた、ストーリーを読み進めるものは長続きした試しがない僕が、泣きながら彼らを応援し毎日ログインするほどまでのめり込んだ。

ゲームを進めるうち、ふと「彼らを通して居場所や励ましを生み出して、今を必死に生きている人へ「大丈夫だよ」を伝えりたら」と思った。

ゲーム会社の制作側の人間になることを思いついた。

その考えに気がついてから、色んなものを見て、調べた。昔の自分なら「こんなこと俺に出来んのかな?」「コミュニケーション力皆無だから無理」などと諦めていた、だが今回は不思議と思う割合は少なく、むしろ彼らに捧げられる環境があるのならその場に居たいと思った。

自身初めての感情、感覚。自分の気持ちをこれほどまでにしっかりと見つめられたことは無い。だからこそ、この先自分の心を大事にしたいと思えた。自分の心の声にしっかりと耳を傾けようと思た。

今まで脳を駆け巡る思考は全てマイナスなことばかりだった。なのに今回初めて自らやりたいと思った。やり遂げたいと、掴みたいと思った。
こんな自分を逃してたまるかと、半年悩み唯一話せる先生と相談しながらもがいた結果
今日退学となった。

退学届を提出してきた今日、振り返っても後悔はしていない
むしろ、気持ち悪いくらい先に向かって頑張ろうと思えている。

この先に何があるのか、ド素人から始まるアレコレにしっかりついていけるだろうか、、、

いや。噛み付いてしがみついてでも手にしてやろう。

自分の行動しだいで未来は変わる。何なら、よりいい方になる選択や努力をしようじゃないの!


何を始めるにも遅いことはない


人生は自分のために使う
あれはやめておきな、そんなこと出来ないから、なんて周りから言われることもある。
それは実際正しいかもしれない。だが、もし、少しでもなれる可能性があるのなら、僕は後悔する前に手を伸ばしたいと思う。

僕は、バイトも短期以外はしなかったため、学校以外の世界を知らなかった。
色々再現されていたこともあり、より広い世界へ踏み出せるタイミングも無かった。

学生時代、色んな子がいる。ちゃんと外との交流をする子・内に籠る子・視野の狭い世界に閉じこもる子。
僕は最後の子だった。何も見たくない知りたくない。自分の世界に浸っていたい
だが今考えると、そんな時だからこそ素直に引かれる世界を見ておくべきだったと思っている。

その失敗と後悔に気が付けたからこそ、これからはできる限り色んなことに手を伸ばしてみたいと思えるようになった。
石橋を叩きに叩きまくっては結局怖くて渡れなかった僕が、今渡ろうとしている。


未来の僕へ
君が行くあの扉の先にどんなことが待ち受けていようと 「大丈夫」 
自分の願った気持ちに嘘はないでしょ?
自分の初心を忘れないで、大切に抱いて、夢に向かって直向き頑張れ

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