15センター試験 追試 古文『苔の衣』本文研究
古文を読むための準備作業手順
1.文の切れ目に、/を入れて通読。切れ目は「を・に・が・ど・ば」という接続助詞が基本。※「ば」は已然形に接続する確定条件の「ば」。※特に過去の助動詞「けり」に接続して、「けるを」「けるに」「けるが」「けれど」「ければ」となると、文脈の「ケリ」がついていることが多い。
2.敬語の発見と敬語の種類の確定。
3.重要古語・助動詞・助詞の発見と意味用法の確定。
本文の理解とトレーニング
受験生は時間がない。全訳は最も非能率。意味不明な逐語訳を書く作業はハッキリ言って無駄。
現代語訳を見て、その内容を古文に重ねて、理解した気分になるような勉強は無意味。
傍注に基づいて、読み解くのが古文読解の王道。
本文研究の使い方
空欄の赤字を理解しながら音読し、空欄版を通読。最後に、本来のテキストの本文を通読するとよい。