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かめやす
2019年12月29日 02:16
宵闇は白く 淡く透明に浮かぶ血の赤い色肌の上にくっきりと浮き立たせて悲しみに暮れる静脈の色青ざめて花びらのように舞う水面に溶けていく血の淡い色 明け方の青白い色凍りついたビルの灰色無数の窓に釘付けにして鼓膜が痛いほど朝焼けが濡れていく窓ガラスに映る赤い色永遠に透明なまま凍てつく夜を朱に染めていく
2019年12月6日 23:49
運命の針 狂々回って壊れていくのを止められない色褪せた文庫本の一葉紙の裏に透けた文字いつも意味を掴めないでいる意味を成さない 身体が細胞が分裂していくのを心地良くてやめられないいつまでも廻々 狂っていく