高校生が「英単語しりとり」やってみた(一人で)

たまには高校生らしい(?)記事を書きます。

この前の英語の授業で、単語力トレーニングの一貫として「英単語しりとり」をクラス全員で行いました。

「英単語しりとり」とは、その名の通り、英単語だけで行うしりとり。
前の人が言った単語の最後の文字を頭文字とする英単語を言って、次の人につなげていくゲーム。
例えば「know(知る)→write(書く)→easy(簡単な)→・・・」みたいな感じです。
後半の人ほど苦労しますが、マニアックな単語を言えるとそこそこカッコイイ。

意外と面白かったので、
今度は自分一人で、色々ルールを定めてやってみました。





★ルール

①挑戦者は、(参考書や辞書などは)何も見ず、
制限時間30分の間、A4サイズの白紙にひたすら英単語しりとりを書いていく。

 ↪︎打ち込み式だと予測変換が溢れて面白くないので、紙に書くというやり方で行います。もちろんカンニングはNG。
30分という限られた時間の中で単語を絞り出します。

②使用できる単語は「ジーニアス英和辞典」に記載されている単語のみ。
ただし、固有名詞(『Japan』や『Tokyo』など)は使ってはならない。

 ↪︎ジーニアスには、ほぼ全ての単語が書いてあるため、縛りにさほど影響はないと思います。正誤の確認は制限時間終了後。(ちなみに、僕が使っているのは電子辞書版です)
また、辞書には一部の固有名詞も記載されていますが、ここでは使えないことにします。

③同じ単語は再度使ってはならない
 ↪︎これは普通のしりとりと同じ。

④動詞や形容詞は必ず原形・原級で書き、時制や比較によって変化したものは使うことができない。名詞の単数複数・格の違いなどもこれと同様に、単数形の主格しか使えない。
 ↪︎「go - went - gone」「funny - funnier - funniest」「she - her - her - hers」などはそれぞれ同じ単語としてみなし、答えるときには必ず太字の単語(原形や原級や単数形主格)の形で答え、「went」や「funniest」などは使うことができないということです。

⑤「xエックス」で終わる単語を使ってはならない。
 ↪︎普通のしりとりでいう「ん」みたいなものです。「x」から始まる単語は難しすぎるものばかりなので、ここでは末尾が「x」の単語はNG。
ちなみにxで終わる単語は、例えば「fix(修理する)」「phoenix(不死鳥)」などです。

⑥スペルミスがあった場合は、その単語にはポイントは入らない。
ただし、末尾の字が間違っていた場合にはしりとりが成り立たなくなるので、その時点でアウト。

 ↪︎スペルミスはないように十分に気をつけます…

授業でやった時のルールを参考に色々追加

以上のルールで、実際にやってみました。
もちろん、簡単な(短い)単語ばかりをつなげても良いのですが、それでは面白くないので、頑張って長い単語を織り交ぜながらやっていこうと思います。
果たしてどのぐらいできたのでしょうか?




★結果発表

↓紙の現物はこんな感じです。

▲制限時間終了後に赤ペンで色々書いています。


使用した単語の一覧を、下で順番にご紹介します。


●スタートは何の文字から?

最初の文字は何でも良いのですが、今回は「note」から始めました。
(ちなみに「note」という単語には「メモ、覚え書き、注意を払う」などの意味があり、勉強道具の方のノートは「notebook」と言うので注意してください。)


●使った単語一覧

↓ ↓ 「note」から順番にどうぞ ↓ ↓

  1.  note「メモ・覚え書き」

  2. exist「存在する」

  3. talk「話す」

  4. kind「親切な」

  5. dolphin「イルカ」

  6. nobody「誰も…ない」

  7. yard「庭」

  8. dramatically「劇的に」

  9. young「若い」

  10. give「与える」

  11. experiment「実験」

  12. touch「触れる」

  13. homework「宿題」

  14. kindergarten「幼稚園」

  15. nothing「何も…ない」

  16. grandfather「祖父」

  17. rapidly「急速に」

  18. year「年」

  19. right「右/正しい」

  20. teenager「10代の人」

  21. ramp「ランプ」

  22. physical「身体の」

  23. listen「聞く」

  24. notice「気づく」

  25. experience「経験」

  26. easily「簡単に」

  27. yen「円」 ←「y」から始まる単語が結構多くて、不安を感じる…

  28. never「一度も…ない」

  29. root「根」 ←「r」から始まる単語も多く、先行きに不安

  30. timber「材木」

  31. ring「輪」

  32. grandmother「祖母」

  33. raise「上げる」

  34. express「表現する」

  35. souvenir「みやげ」 ←SPY×FAMILYのオープニング曲のタイトルは、これ

  36. reduce「減少する」

  37. example「例」

  38. exclamation「叫び声」 ←「e」から始まる単語多すぎる!!と、この辺から憤りを感じ始める

  39. not「ない」

  40. tell「話す」

  41. luxury「高級品」

  42. yet「まだ、もう」 ←この時点で10分経過

  43. talent「才能」

  44. telephone「電話」

  45. eighteen「18」

  46. night「夜」

  47. trip「旅」

  48. promote「促進する」

  49. exam「テスト」

  50. maximam ➡︎ maximum「最大の」 ←ここにきてスペルミス……

  51. monster「怪物」

  52. rip「裂く」 ←「唇」だと思って書きましたが、唇は「lip」でした。まあ、rip自体は存在しているのでギリセーフ。

  53. progress「進歩」

  54. success「成功」

  55. survival「生き残ること」

  56. look「見る」

  57. kinesic「動作学的な」

  58. consume「消費する」

  59. exercise「運動」

  60. expo「博覧会」

  61. oppotunity ➡︎ opportunity「機会」 ←スペルミス……

  62. yourself「あなた自身の」

  63. friendship「友情」

  64. pronounce「発音」

  65. east「東」

  66. tie「ネクタイ」

  67. excellent「優秀」

  68. travel「旅行する」

  69. long「長い」

  70. government「政治、政府」

  71. tiny「ちっちゃな」

  72. yell「大声を上げる」

  73. lemon「檸檬(レモン)」

  74. nineteen「19」

  75. near「近くに」

  76. refuse「拒む」

  77. ending「結末」←名詞「end」とは違う単語なのでOK

  78. get「手に入れる」

  79. thumb「親指」

  80. branch「枝」

  81. high「高い」

  82. hold「抱く」

  83. desire「強く望む」

  84. expect「予期する」 ←20分経過。ペースは最初の10分間と全く変わらず

  85. television「テレビ」

  86. neither「AもBもどちらもない」

  87. regard「みなす」

  88. determine「発見する、明らかにする」

  89. exciting「興奮させる」

  90. grow「成長する」

  91. wrap「包む」

  92. pretend「…のふりをする」

  93. donate「寄付をする」

  94. extend「拡張する」

  95. dig「掘る」

  96. global「国際的な」

  97. light「光」

  98. tower「塔」

  99. rabbit「うさぎ」

  100. tourist「観光客」

  101. taxi「タクシー」

  102. insist「主張する」

  103. timpani「ティンパニ」

  104. interesting「興味深い」

  105. gender「性」

  106. roll「転がる」

  107. local「地元の」

  108. landscape「景色」

  109. exchange「交換する」←eから始まる単語がそろそろ思い浮かばなくなってきた

  110. economical「経済的な」

  111. limit「制限」 ←「l(エル)」シリーズもちょっとやばい…

  112. terrible「恐ろしい」

  113. export「輸出する」

  114. thing「物、事」

  115. good「良い」

  116. dinosour ➡︎ dinosaur「恐竜」 ←スペルミス……

  117. retire「引退する」

  118. entertainment「娯楽」 

  119. technology「科学技術」

  120. y………  ←ここでタイムアップ。

結果は119単語(1単語あたり約15秒)でしたが、スペルミスが3単語あったため、
正しい記録は116単語ということになりました。


★感想

まず思ったのは、「e」「r」「l」「y」で終わる単語が多く、それらから始まる単語を考えるのがなかなか大変でした(特に後半になればなるほどキツイですね)。

「e」から始まるやつは、「ex」という接頭辞から始まる単語(expressや excitedなど)をざーっと覚えておけば良いので対策のしようがありますが、
yから始まる単語は特に少ないので、このゲームの鬼門だと思います。(一番最後でyellowとかが出てくれば…)
「necessary」「really」「chemistry」など、「y」で終わる単語は結構多いのもyシリーズの難易度を加速させています。

逆に、友達とかと勝負するときにはyで終わる単語をたくさん言って、頭文字yを押しつけてやると、相手の負担が大きくなり自分が有利になることだと思います。今度やってみよ…


続いて、やってみて感じたこのゲームのメリットとデメリットですが、

⚫︎メリット
・自分の語彙力のテストができる
・意味やスペルの再確認ができる
・単語についての理解が多少は深まる
・「引っ張り出す力」を鍛えられる気がする

⚫︎デメリット
・新しい単語はほとんど覚えない

 ↪︎当てずっぽうで書いた単語がたまたま合っていて、そこから新しい単語を覚えることはありますが、基本的にはこれまでの勉強成果で勝負するゲームなので、新しいことはほぼ覚えませんね。

という感じです。

普段の(単語帳などを用いた)単語学習がインプット中心なら、このゲームはアウトプット中心の学習だと思います。
しかし、よく使う単語・あまり使わない単語にバラツキがあるため、これで英単語が完全にマスターできるかと言われれば、できないと言い切れます。
お遊び程度にたまに楽しむのが一番ですね。知っている単語が増えるほど、ゲームの幅と対応力が広がるので、そこが魅力だと思います。


↓こちらのサイトでも、僕がやったものと若干ルールは違いますが(しかも縛りがだんだん強くなっていくやつですが)英単語しりとりが楽しめるので、興味があればぜひやってみてください。

それでは。




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