見出し画像

「犬も食わない」

「犬も食わない」文庫版が先月下旬に発売されたので、発売されてすぐに購入した。
単行本持っているけれど、文庫版販売のお知らせってなんで嬉しいのだろう。
また再会出来る喜びみたいなものがある。
単行本持っているので購入しようか少し迷ったけれど、表紙のデザイン違うし、作者2人の対談が追加で記載されていると知ったら迷いなんて無くなってしまった。
久しぶりに会った人が、お化粧とか髪型とか変わっていてなんだか新鮮な気持ちになるあの感じ。

「犬も食わない」は、千早茜さんと尾崎世界観さん、2人が同棲しているカップルの男女をそれぞれの視点で描いた作品。
単行本が発売された当時の私は、まさしくそのような本が読みたくて購入して、読んだ後に尾崎さんのバンド、クリープハイプを聴いてみたくなって聴いてそしてファンになった、という、まさに私の人生で重要なキーワードの一つとなった作品なのです「犬も食わない」。

とりあえず対談から読もうと思い、後ろらへんのページから始まる対談を数行だけ読んだところで、いやこれはもう一回作品を読んでから読まないといけない気がする、作品の記憶を新しくしてから読むべき対談な気がして、最近毎日少しずつ読んでいます。

人の記憶、特に私の記憶は曖昧すぎるから、この表現はこれを表していたのかあー!とすでに何箇所かでなっているので新鮮。そして2回目だからこそ、気づける部分というかじっくり観察できている気がしている。

男女の作家さんが同棲しているカップルをそれぞれの視点で描いている作品なんて、読む前からわくわくするし、出てくる2人は少女漫画のようにキラキラしているわけではない現実の人間味ある擦れている感じの2人で、だから身近に感じざるおえない。

#日記 #小説 #本 #犬も食わない #読書
#千早茜 #尾崎世界観 #クリープハイプ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?