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もう何回目かになるアバウトタイムを観た話
今まで観た映画の中で
大大大大好きな映画
「アバウトタイム」
映画公開当初
私は映画館でアルバイトをしていて
アバウトタイムはその時に出逢った
今思えば
公開当初に映画館で観れたことは本当に最高な出来事の一つだなと思う
パンフレットを買い
DVDが出たら買い
それからもしょっちゅうではないけれど
何度も観て
その度に泣いて
時間や家族や友だちや
日常に紛れ込んで
当たり前になってしまっていて
見失っていたものたち
観る度に
それらがまた
目の前に大きく姿を現してくれる
当たり前では決してない
日常で見えずらくなってしまっている
沢山のものたち
そんなものたちを
大切におっきく優しく抱きしめたくなる
両腕を広げても
全然足りないけれど
思いっきり広げたい
そんな私にとって特別な映画
「アバウトタイム」
が今回リバイバル上映する
ということで
映画館へ観に行ってきた!
何度観ていても
映画館でまた観れるということに
嬉しさと興奮が
それらを大切に抱えて
リバイバル上映初日にいざ映画館へ
今やDVDではもちろん
配信でも観れる作品なのに
ほぼ満席!
なんだかカップルが多いような、
私もパートナーと来たかった
と、ちょっと思いながらも
映画が始まり
タイトルが現れた瞬間に
色んなものがせり上がって泣いた
なんかもう
この作品を知れただけでも
生まれてきてよかった
もう人生満足かもしれない
とすら思いながら鑑賞する
見逃しちゃいけない
隅々まで観たい
という気持ちで
スクリーンを凝視し
何回も観ているはずなのに
同じようなとこでまた涙したりした
お店から出てくるときに
ちょっとつまづいて
それから顔を真っ直ぐにあげた
メアリー
キュートすぎて
もう自分がティム自身になったかのように
きゅんとした!!
ティムがお父さんと
本当に会うのが最後のとき
最後に二人でやることが
「海辺を一緒に散歩する」
なんて、そのままの大人のティムとでも出来ることなのに
ティムが幼少期のころまで戻って2人で散歩したのは
ずっと昔の
何でもないけど
かけがえのない時間
当時は何も思っていなかった当たり前の毎日
そのことをわかっている今の自分が改めて
その時間をなぞるということ
そして幼いころのティムならば
照れずにお父さんと手を繋げるし
お父さんに甘えられる
それはお父さんも同じで
ただただ
お互いがお互いのことだけを想う時間
を最後に過ごす
だから幼少期のころだったのかな
と今回初めて想った
何度観てもやっぱり素敵で大好きな映画
帰りはBGMが頭の中でずっと流れていた
音楽さえ流れていれば
この雑多な新宿を歩いているだけのことでさえ
映画の中にいる
みたいになんだかなる
未来から来て
2度目の今日を過ごしているような気持ちで
ゆっくりとぐるりと見渡し
色んなことに少しでも気がつきながら
毎日を大切に過ごしていきたい
きっとまた毎日に慣れてしまって
見えずらくなってしまうだろうけれど
その時はまた
一度立ち止まって
「アバウトタイム」
を観たい