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指乗りざるかぶり犬(犬張り子)
先月はじめて作ってみたざるかぶり犬(犬張り子)のミニチュア。江戸(関東地方)の郷土玩具と思いきや、全国にいる。少しずつ特徴があって、関東地方のものは目の色が水色で、会津若松のものはピンクだったり。
犬張り子の特徴
・ 犬の子のように丈夫に元気に育つように
・ 犬は出産が軽く多産であることから「子宝・安産」のお守りに
・ でんでん太鼓を背負っているのは「裏表がない子に育つように」
・ 竹かごをかぶっている意味は、【犬】に【竹】をかぶせると【笑】の漢字になる江戸時代の言葉遊びから
言葉遊び、竹+犬=笑
…無理ない?と思いつつも、思いついた人すごいなーと感心。
犬張子の原型は狛犬や犬筥(いぬばこ)と言われているらしい。犬筥は平安時代に子供のお守りとして寝室に飾られてたもの。写真によっては人面犬並みに怖いけど、婦人画報おとりよせの犬筥は可愛かった。
さて、犬張子ミニチュアは、作ってみると口を描くのがおもしろい。
口もと描くときのポイント
①はじめへの字を描く
②そこから口角を上げていく、線はつなげるほど(ω)今風のキャラ顔になる。古風を残したい場合は繋げない。
③歌舞伎の隈取のようなイメージでヒゲを払い描く
④鼻の穴を2つポツポツ(この鼻の穴大きさ重要&形はできるだけまん丸)
少し角度や線の太さが変わるだけで表情が変わる。口を描きたいが為にたくさんできた作品たち。
顔も形もまだ指乗り赤べこほど確立しておらず、個体差が大きいけれど、全部可愛く見えて、minneで値段を抑えて販売しています。
竹かごは紙で作ってます。【笑】にしたいのでかぶせたい。でも、かぶせない方が顔が見えるので可愛い。これが、悩み。