「第一志望」は「どこ」ではなく「何に」が重要です
新しい学校、新しいクラス
…には慣れてきたでしょうか。
4月は、教室のどこかで、まだまだ落ち着きません。
2月3月に受験生だった生徒さんたちの中には
やっぱり「第一志望」校がよかった、進路に納得していないなど、悶々としている人も多いと聞きます。
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就活を迎えた彼は、これまで「第一志望」の学校に合格した経験はありません。自分で「成功体験がない」と言い、自信を持つことがありませんでした。
けれども、進んだ学校では、多くの友人を得、学びを積み重ね、部活とサークル活動を兼部し、すべての時間を使い切って一日を過ごしていました。大変充実した学生生活を送りました。
そんな自分の経験から就きたい仕事もみつけました。
高校の数や大学の数を遥かに上回る就職先の中から、
「なんとなく」ではなく、確固たる「第一志望」の仕事をみつけました。
そして、企業の方からも是非迎えたいと熱く語ってもらっていました。
「第一志望」の就職先に進むに当たって、どこの学校の出身だということは全く関係ありませんでした。
「どういった学校生活を送ってきたか」ということ、「どのような成長を遂げてきたか」ということが大事なことでした。
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「社会人生活」は40年ほど続きます。人生のほとんど全てを占めます。
3年や4年通う学校の比較になりません。
学校卒業後に「第一志望」の仕事に就くことが最重要となります。
「第一志望」に進むためにはまず「第一志望」をみつけなければなりません。
「卒業するから就職先をみつけなきゃならない」という消極的な考えでいるより
「こういった仕事をしたい」と心に決めることが大切です。
「何に」なりたいのか。
たぶん受験生の使う「第一志望」「第二志望」「すべり止め」という言葉で表現した学校に、「差」は全然なくて。入れた学校が母校となって。
「第一志望」の仕事に就けたら、何よりも幸せで
何よりも充実した人生が送れるのではないかと
しみじみ思う4月のスタートです。