#4 あやねる「農家さんとのつながりを生かして活動したい」自分の幸せを探求していく現実主義者
今回のインタビューはこの方
あやねる[所属:カフェ部]
・天使大学栄養学科2年
・ホットヨガにはまり中
13LABOなどでケータリングサービスを行い、味はもちろん、素材や見た目にこだわった食事を提供している。最近始めたホットヨガは、いつか朝活でラボメンと一緒にやりたいと考えています。
--栄養学科に入ったきっかけは何ですか?
自分がアレルギーを持っていて食べることが少し怖くなった時期がありました。誰もが食の安全に脅かされずに、何の隔たりもなく楽しく食卓をかこむことができたらいいなと思ったのが、栄養学科に興味をもつきっかけです。
天使大学の先輩に自分から主体的に食の情報を発信しているかっこいい方がいて、憧れました。そんな人がいる大学に入れたら面白いなと思って入学して、先輩の後ろをずっと追いかけてきました!
--13LABOに入ったきっかけも教えてください
大学から言われたことだけをする、それはつまらないでしょう?だから入りました。学校では異端児みたいになっていますが、そんな私の背中を追いかけてラボに入ってくれた後輩(=あやねチルドレン)がたくさんいることに、正直びっくりしています。何かをつくりだすことが好きで、楽しいからいろんな人とその時間を共有したいです。
--大学での勉強を何に生かしたいですか?
管理栄養士の資格を目指しています。また、栄養管理というよりも違う食のカタチを生み出していくことに興味があるので、今は、食品ロスをなくすために規格外の食品の新しいルートを見つけたいと考えています。できれば食の宝庫である北海道で、おいしいものを発掘していきたいです。
--理想の暮らしを教えてください(笑)
丁寧な暮らしをしたいです。住宅も開放的な窓から日の光がたくさん入ってくるリビングで、バランスのよい朝ごはんを食べて…。そこの地域の農家さんと一緒に新しい商品を開発したりだとか、それを一緒に食べながら「おいしい」と言い合ったりして触れ合う。そんな光景が、暮らしの一部になり仕事にもなればいいなと思っています。
--旅をするのは好きですか?
オーストラリアに行って様々な気候を体感してみたいです。そして、食を巡るならタイに行きたいかな。特産物を使ってまちを盛り上げる活動はすごく関心があって、今は四国に行ってまだ誰も知らない魅力を発掘したいと思っています。
--最後に、13LABOでやりたいことを教えてください
本当は、2年生の間にさまざまな農家さんを訪れて廃棄野菜をラボに回してもらう取り組みを実現させる計画でした。そして、一人暮らしの学生にご飯を提供したり、子どもたちに廃棄野菜を使って食育を教えたりする機会につながればいいなと。ですが、なかなか身軽に動けない状況なので、今後を農家さんとタッグを組んで様々な食材の魅力を文字にしてブログで広めることを考えています。
◇
編集者コメント
私は最近、彼女の影響で「大量消費社会」という本を読みました。今まで身に纏っていた洋服だったり、食べものだったり、この本に書いてあることは自分の生活に直結することなのに知らないことばかりでした。そして、自分の衣食住や心地よく時間を過ごす場所を手づくりしていくことが、いかにエネルギーのいることかを考えさせられました。
“笑うために生きている、喜び会うために生きている、そして、自分の可能性をしつこいくらい追及するために生きている。だって、面白いから”そんな姿に私は励まされ、きっと他のラボメンも勇気をもらっていると思います。だから、誰にも真似できない生き方を自分のペースで出発している彼女が、狼煙を上げ、松明をかかげ、「一緒につくっていこう!あなたの協力がいる!」と雄叫びをあげたら、きっと素敵な仲間が集まることと思います。
彼女が、大胆不敵な子どもの心をもったままでいられることを願っています。貴重な時間をありがとうございました。
(取材日:2020.11.29)
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